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公務員しか目指せない夫#1

私の夫は根っからの公務員バカです。公務員である自分にしか存在価値を見出せないので、前世でなにかあったかと思うくらいです。
でも彼の人に対しての誠実さと思いやりは目を見張るものがあり、自分の信念の揺らがないところも他人には真似できないと思います。
そんな夫が2度公務に就くも退職をし、今また3度目の正直に挑もうとしている姿を密かに記録しておこうと思います。
なぜか?きっと夫の姿を3人の幼い子どもたちが今リアルタイムで見ているが理解できないと思うので、いつかは伝わるようにするため。それと、こんなに面白い人が近くにいるのに観察しない訳にはいかないから、です!

2022.11.23
夕食の支度をしている時、
夫ちゃんがにわかに話しかけてきた。
英文の勉強を教えてほしい。やっぱりあの4問は大きいんだよね、と。
どうやらまた、公務員試験の話をしているらしい。
この前一次が通らなかったばかりだ。

お風呂上がりにテーブルで向かい合っていると、また話しかけてきた。
都の氷河期世代対象枠は今年度までだったが、来年度以降も残る可能性が出てきたらしい。
それでまた瞳に光が宿っているのね。
夫ちゃんはまさに水を得た魚のようだ。
まあ、元気でピチピチなら私も嬉しい。

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