これは問題ないと言われた原因不明の動悸が不整脈と診断されるまでの経過を書いていく記録です。

2023年の私はとにかく疲れていました。仕事後や外出後は休憩しないと次の事が出来ない、遠出をした後はぐったりしてしまう、やる気や元気が出ないのでコーヒーや紅茶を飲んで奮い立たせる、そんな日々でした。以前からあった動悸の症状の頻度が増えてきていましたが、休めば落ち着くので気にしていませんでした。40代になったから更年期かな、とか加齢の影響かな、とか軽く考えていました。

夫がジムへ行くようになって私も体力つけた方がいいのではないか、と考え時々一緒に行くようになりました。自転車が好きだったのでエアロバイクを使用する事が多かったです。

運動中の違和感

その日はジムに行くようになってから3回目。エアロバイクを漕ぎ始めてから10分くらい経過した時に、ブワッと体全体に何かが広がるような違和感を覚えました。その時左手首に装着していたアップルウォッチの心拍数は100〜110回/分。それ以外に不快な症状はなかったので漕ぎ続けようと思いましたが、１ヶ月前にエアロバイクを漕いだ後に動悸が起きた事があったので運動を中止し休憩する事にしました。

エアロバイクを降りてからドドドドドと動悸が始まりました。計測する度に心拍数が120、130、140、150とどんどん上昇し165回/分まで上昇しました。クラクラして立っている事が出来ず、座れる場所を探して休みました。心拍数は上がったり下がったりを繰り返しながら100前後に下がってきました。動悸も治まったので家に帰って休みたいと思いました。夫に先に帰ることを伝えジムを出ました。家までの距離は約1.2km、徒歩20分位。真夏の太陽が照りつける中歩き出しました。

繰り返し起こる動悸

歩き始めてから異変を感じました。足に力が入りにくく体が重い。歩いても歩いても前に進んでる気がしない。心拍数は100以上をキープし上がったり下がったりを繰り返します。なんとか400m位歩いたところで再び動悸が始まりました。ドドドドドと心臓が高鳴り、進む事が出来なくなりました。心拍数は再び169回/分まで上昇しました。その場でしゃがみ、落ち着くのを待ちました。とにかく帰りたい，その一心で再び歩き出しました。

休めば100回/分まで下がっていた心拍数が120回/分以下に下がらなくなりました。ますます足の力が抜けて休みながら歩きました。さすがにおかしいと思い#7119(救急電話相談)に電話をかけて相談しました。「循環器内科を受診したほうがいい。」と言われました。日曜日だったので「明日じゃダメですか？」と聞いたら「今日の方がいいです。」と言われました。ジムにいる夫に連絡して迎えに来てほしいと伝えました。

家まで300mくらいまで近付いたところで再び動悸が始まりました。心拍数は169回/分まで上昇しました。足に力が入らなくなり歩けなくなりました。日陰まで移動する気力もなく道路の端に座りこみました。なんでこんなに苦しいのか、なんで足に力が入らないのか、どうしてこんな事になってしまったのか、理由がわからず怖かったです。息をするのが苦しくなってきて手の力も抜けてきて気が遠くなってきて119に電話をかけました。