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大切なことは、山田太一ドラマから教わった

最近、山田太一さんが天に召されました。
好きな脚本家は何人かいるのですが、山田太一さんが一番かな、と思いました。

子供の頃から、山田太一さんのドラマは観てました。
昔は分からなかったことも、年を重ねて再び観ると、様々な気づきがあります。

大切なことは、山田さんのドラマから学びました。

山田さんの視点は、自信のあるキラキラした人ではなく、地味で、失敗もしてしまう、どこか自信のないような人たちに注がれています。
安易に、頑張れば夢は叶う、みたいなことは言いません。

私はクリスチャンなので、聖書と結びつけて考えるのですが、神様が選ぶのも自信のある人じゃなくて、失敗して落ち込んでるような人だと思うのです。
山田太一ドラマは、どこか聖書的です。

世の中に、みんなが羨むような生活をしてる人は、一握りです。
殆どの人は、失敗したり悩んだりしながら地味な日常を生きています。
そういうことがちゃんと描けてるドラマは、リアルです。

久しぶりに「ふぞろいの林檎たち」を少し観たのですが、ずーっとお兄さんお姉さんだと思っていた人たちが、若くてかわいいなぁと思えて、私も歳を取ったなぁと思いました。

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