モノからの解放のすゝめ
~モノを手放す勇気を持て!~
以前、物の整理についてこんなつぶやきをした。そう、物を整理することで行動がしやすくなったのだ。
そこで今回は、片付けについて私の持論を述べたい。
片付けはニブンされる
いや、つぶやきでは物の整理と書いたが、
私は物の整理が得意でないので、正確には8割が断捨離だ。
片付けにおいて意外と盲点なのが、物の片付けは、整理と捨てるに二分されるということだ。
これまで、整理のために100均に行って整理のためのカゴを買ってみたりしたが、結局はそのカゴでさえ他と同じ"モノ"になってしまっていた。
そこで自分は整理ができないと踏ん切りをつけ、物を減らす方向へとシフトすると、これが今のところうまくいっている。
つまり、物がない(少ない)ので整理する必要もないし、気付いたときに整理すれば、ものの2,3分で片付く。
掃除機をかけるのもかなり楽な作業となった。
以前まで何かと話題になった"ミニマリスト"ほど突き詰めてはいないが、物は少ない。いわばセミミニマリストだろう。
使える時間が増え、かなり合理的な生活となった。
モノの整理に挑戦しても、いつも失敗に終わってしまう人にはこの発想の転換がおススメである。
しかし、モノを捨てることができない。という方もおられるだろう。
そこで、モノという概念の変化をこれから一緒に確認していこう。
物の概念の変化
むかし、物はその所有量で富の象徴となっていた。
土地をどのくらい持っているのか、家の広さはいくらだ、書斎にどれだけ本があるのか、服をどれだけ持っているか・・・
これは確かに現在でもある程度通用することだ。
豪邸のような家に住み、書斎はまるで図書館のようで、服もそのシーズンに1回着れるかどうかわからないほど持っているとする。
訪問する人や道行く人はとにかく、すごいと思うだろう。
それは物を買うということに相当なコストがかかっていたためだ。
しかし、今は訪問する人は訪問販売の人が主だろうし、本も電子化されている。
服もそのシーズンで数着あればよいだろう。(もちろんファッションを楽しんでいる方にはこれは当てはまらない。)
さまざまな定額サービスなどもあり、比較的安価でたくさんのコンテンツを楽しめ、疑似的に所有できる。
どうしても定額サービスが嫌ならば、例えば、服であればユニクロに行けば高機能で手ごろな価格設定のものが多く、容易に所有することができる。
つまり現代では、 物を持っている(量)=富の象徴 とは必ずしも言えないことがわかる。
ここまでではまだ納得できない部分があるだろう。
それでは次にコストの話をしたい。
保管にはコストがかかっている
実は、物をストックすることはコストがかかっているのだ。
あなたは賃貸に住んでいるだろうか、あるいは地主で物件も所有されているのだろうか。
いずれにしても住んでいる場所には毎月お金(固定資産税や家賃)がかかっている。
そこをモノでいっぱいにしてしまうと、物の面積分だけ自分の生活スペースをつぶしてしまうことになる。
つまり、モノの家賃を毎月支払っているようなものだ。
ストックするに値するモノなのか考えよう。
思い出の品は最小に
ここまで力説したように、モノの所有自体にはあまり価値はないことがお分かりいただけただろう。
身の回りのいろんなモノはその気になれば捨てることができる。
しかし、最も捨てることのできないものが思い出の品だ。
これをゼロにしろというのはあまりにも酷だ。
そこで私は思い出の品はキャンプ用の長いプラスチックのケース1箱分にした。
特に小学校で作った工作の作品は点数が多い。苦労した。
私は、鮮明に覚えているモノ以外は、ありがとうという気持ちで捨てるようにしている。そうでなければ家が自分博物館になってしまうからだ。
また、時が経てば経つほど思い出の品は捨てにくくなるし、自分が捨てなければ、家族がそれを整理するときが来ればかなり捨てづらく、大変な負担になるだろう。自分以外の遺品の整理はしんどいものがある。
これからの思い出は形に残さず、記憶にとどめておくことにした。
本当に記憶に残ったものこそが思い出なのである。
さいごに
モノを捨てるなりして整理しておくと、モノを探すのに大変なおもいをせずに済む。
片付けや掃除も極短時間で済んでしまうので、余った時間を有意義に過ごせる。(寝るのもよし。)
モノがなくなった分、あなたが生活するスペースは増え、のびのびとストレスフリーな生活を送ることができる。
このように、モノを最小にしておけばかなりお得であることがお分かりになるだろう。
最後に一つ、経験からのアドバイスをさせて頂きたい。
それは、「余分なものを売ろう」とは決して考えないことだ。
結局売らずに、 売ろうと思うものコーナー ができてしまう。
部屋がとっ散らかっている方は、まずは捨てることに注力して頂きたい。
その後、部屋からものがなくなった生活を送っている過程で出た売ろうと思うものはその都度売ればよい。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
私の持論、経験があなたの役に立てたのならこれよりうれしいことはございません。
それではまた。
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