すべては繋がっているのなら
最近Netflixで観た「三体」というドラマに、
(まだ全部は観れていない)「全てのものは繋がっている」っていうフレーズや、
「1人生き残れば全員助かる」というフレーズが出てきて、
丁度今、気になっている「マザーツリー」という本も、森の木は、全て菌類で繋がっているという内容のようだし、
最近、「全てのものは繋がっている」という言葉をよく見るので、少し考えてみた。
私たち1人1人の言動も、
湖に小石を投げ入れた時に起きる波紋のように、
周りに影響を与えているのかもしれないな、と思った。
「共鳴」とか「共振」という言葉がある。
速さの違うメトロノームを複数台置いておくと、
そのうち全てが同じ速さになるという。
波動や振動が周りに影響を与えるとしたら、
今日しゃべったあの人も、電車でたまたま乗り合わせたあの人も、お互いに振動を与えあい、共振していたのかもしれない。
もし、全てのものが地下水脈では繋がっているのだとしたら、何かを切り離して考えることは、無意味な気がする。
ユーミンの歌にも、「目にうつる全てのことはメッセージ」というフレーズがあるように、
一見関係ないと思えることが、実はどこかで繋がっているのかもしれない。
笑顔や、優しい言葉や、誰にも気がつかれなかった善行も、もしかしたら巡り巡って、
周りに良い影響を与えているかもしれない。
今日、もし悪口や愚痴を言わず、少しでも明るい方に物事を考え、発した言葉に優しさや明るさがあったなら、きっとその努力は無駄ではないはずだ。
目の前の誰かの反応がイマイチでも、
全ては繋がっているのだから、
どこかで誰かの役に立ったに違いない。
今日、我慢できずに誰かに本音をぶちまけてしまったのなら、それだってきっと、巡り巡って、物事があるべき場所に収まるためのエネルギーを生み出したかもしれない。
どんなエネルギーも、言動も、もしかしたら思考でさえも、巡り巡って誰かの何かを変えたかもしれない。
もしも、全てが繋がっているとしたらね。
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