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金曜ロードショーで放送された「すずめの戸締り」を録画していたので、週末に観てみた。

「君の名は。」も好きだったけど、「すずめの戸締り」も良かった。

どことなくヒーロー役がハウルに見えたし、
途中、猫をつれて「ルージュの伝言」が流れる辺りに魔女宅を感じたけど、宮崎駿さんへのオマージュなのかな、と思った。

「すずめの戸締り」とはあんまり関係ないけれど、
「すずめの戸締り」に「鍵」が出てくるのを見て、
なんとなく思ったことがあった。

私達が、何かができるためには、様々な条件が揃わないとできない。

例えば、こうやってビデオを集中して観るのだって、テレビが家にあって、観るための録画をすることができて、(その番組がやることを知って、忘れずに録画して)観る時間あって初めて観ることができる。

小さなこと1つ1つにも、無数のタイミングと条件が重なって、その行為ができる。

その行為をするための「鍵」を持っていないと、
それをすることは出来ないんだよな、と思った。

大切なこと目に見えないというけれど、最近それを強く感じる。

同じことをしていても、その時々によって満足感が違うのは、環境や周りの人達との関係、関わりによって、自分の中を流れるエネルギーが変わるからで、そういうものは、目には見えない。

ただそれをすれば良いっていうんじゃない。

例えば、同じ場所でご飯を食べるのだって、
気の合う仲間と楽しく食べれば美味しいし、
例え1人でも、その日良いことがあったり、
周りの人との関係が良好で悩みもなければ、
美味しく食べれる。

でも、落ち込んでいたり、悲しいことがあったら、
きっと同じ場所で食べていても、ちゃんと味はしないだろう。

苦手な人と緊張しながら、食べていたとしてもきっと美味しくは食べられない。

その場所でそれをできるということ、
そして、その行為を楽しめるということには、
「条件」や「タイミング」が必要で、
それが揃っている時、私達はきっと「鍵」を手にしているのだと思う。

一見、何でもないように見える人が、素敵な鍵を手にしていることだってある。

でも、その鍵は目には見えない。
大切なことは目には見えない。


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