ISOランニング vol.8 ~ストライドを広げるとランニングフォームに○○が生まれる~

ストライドを広げるということは

今週からポイント練習間のつなぎの日に、総合的な練習強度の底上げを図る目的で、ジョグ+短めのMペース走を取り入れるようにしました。
さらに、そのペース走ではピッチとストライドに目標を設定し、ランニングフォームをコントロールすることで、理想のフォームを常に再現できるようにするという意図ももたせています。
現在の設定は、ピッチ185前後、ストライド1.2m以上で4'30/kmにしています。

6/5はまだピッチとストライドを意識する前で、4'30/kmというペースだけ意識して走っていました。
6/6~8の3日間は、上記目標を意識して走っています。
今週の練習を振り返り、気づいたことがあります。
それは、ストライドを広げることでピッチを落とせるということ。
そして、ピッチを落とすことで両足の接地間の時間が増えるということ。
さらに、接地間の時間が増えることで、接地と蹴りだしの準備に余裕がもてることに気づきました。
つまり、ストライドを広げるとランニングフォームに余裕が生まれる、ということです。

ランニングフォームに余裕が生まれるとどうなるのか

200spm前後で走っていると、両足の入れ替えが忙しすぎて、接地する足裏のポイントや真下着地する位置、接地から蹴り出しのタイミング、骨盤の前傾、上半身の姿勢など、意識すべき点を十分にフォローできなくなり、走りの均一性が保てなくなってしまいます。
特に、接地から蹴り出しまでが苦手で、接地する足裏のポイントがずれたり、真下着地の位置が前後左右ばらけたり、蹴り出した足の引きつけが不足したりしてしまいます。
ピッチを落とすことで、次の一歩を準備する時間が増え、丁寧な走りを再現するための余裕がもてるようになりました。
すべてがうまくいったときは、膝の痛みやブレーキがかかる感じもなく、自然と前に進む気持ちよい感覚を覚えます。
再現性は高くはありませんが、この繰り返しによって自然と正しいランニングドームが身に着くと考えています。

今週の練習内容の比較

6/5~6/8のペース走を比較

意図したことは継続できたと思います。
シューズを替えたことで、今後の練習時に意識する点が増えました。
非カーボンシューズは、シューズの助力が乏しいため、蹴り出しを意識的に行わないとうまく足を運べないように感じます。
カーボンシューズはそのあたりのサポートが優れているので、接地さえうまくできればあとは勝手に足を運んでくれるイメージです。

一方で、カーボンシューズは姿勢や接地位置によってサポートのベクトルが定まらない感覚を覚えます。
カーボンシューズを履いているときこそ、安定したランニングフォームの意識が必要だと感じました。
また、ミッドフォームの反発力を活かせず、厚底をただただつぶして走っている感触も多く、左右の足でその差がかなり大きいと感じています。
こういう視点からジョグ時もカーボンシューズを履く意味はあるのかなと思います。ちょっともったいない気はしますが。

今週末のポイント練習は閾値走を予定しています。
ピッチは188spm、ストライド1.3m、4'05/kmで5kmが目標です。
ピッチとストライドをどこまでコントロールできるかを今週の課題としています。
平日の練習の成果が出せるよう頑張ります!

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