そっと輝く人の傍

画像1 祖母の家に架かっていた棟方志功の額は、ずっとあったがためにその場に馴染んでしまって、よくよくみたことがなかった。確かに、そこの壁は輝いていたのだけれど「そういうものだ」と思っていたという感覚に、額を外してみて初めて気がつく。そっと輝く人の傍も、そんな感じかしら。あの人の光があったから周りが清らかだったのだって、後から思うこともある。

この記事が参加している募集

書くこと、描くことを続けていきたいと思います。