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心配は「揺り木馬」

気がつくと、同じことを繰り返し何度も考えていることがある。
ある本に、こんなことが書いてあった。

心理学者によると、平均的な人間は1日に六万個の思考を頭の中にめぐらせるそうです。残念なことに、この思考の95%はあなたが昨日考えたことの繰り返しなのだそうです。そしてそれは、そのまた前日に考えたことと同じです。要するに、あなたの頭の中にめぐっている思考のほとんどは、生産性がないおしゃべりで、なんの役にも立たないのです。

大多数の人が、日常の雑念にとらわれて、日々を無為に過ごしているという。

生産性がないおしゃべりを、頭の中でずっとしているということだ。
頭の中の会話をやめて、心を静かにする必要がある。
そんなわけで、私は瞑想を日課にしている。

堂々巡りの、何にもならない会話を頭で回していたなんて、気づくのが年老いる前でよかった。



2002年に出版されたカレン・キングストンの「ガラクタ捨てれば自分が見える」というこの本は、何十回も拾い読みをした。
今の整理整頓ブームの、ずっと前に出ている。

「ガラクタ」を理解する
「ガラクタ」を見分ける
「ガラクタ」を処分する

そして、体や精神を綺麗に保つことについても書かれている。
内臓の各所をクリアにすることについても。
また、収集癖から、「古くなった関係」「ネガティブな関係」など、卒業していいものまで書かれている。

物や人に惑わされずに、スッキリした心でいるために、いらないものは処分すると人生が開ける、というのは、本当のようだ。
英国生まれで、風水とスペースクリアリングを研究した著者だが、風水に興味がない人でも、きっと納得できてしまう。


私はいつも、自分の思考をもっとクリアにできたら、と願っている。
そのために、過去にしばられるような不要なものを手放すことは大事だ。
心配は、意識してポジティブに変えること。
心配は「揺り木馬」。
どこにもたどり着けないのだ。
「こうだったらどうしよう」は「こうだったら嬉しい」に。

心配とは、揺り木馬のようなものだと聞いたことがあります。どれほど早く動かしても、どこにもたどり着くことはできないという意味です。心配することは時間の無駄遣いで、心に「ガラクタ」を溜め込み、明晰な頭で考えることができなくなるのです。
心配することをやめるためにまず、あなたが心の中で考えることは、その対象にエネルギーを与えることであると理解してください。ですからあなたが心配すればするほど、その心配が現実のものとなるのです。





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