見出し画像

コンサータ1週間抜いてみた


https://note.com/lunatic_shark/n/nf0729dffa1a3

今回はこの記事の続編的な感じで書いてみます。

前回の記事書いてから1年経った。
当時は求職中ではあったが、現在はコンサータ27mgを服用してクローズの正社員として働いている。
そして、2ヶ月前から一人暮らしを始めて現在は彼氏と同棲している。
食材を腐らせることなく自炊もちゃんとやっている。(noteの写真は私の手作りです)
こんな感じで1年でかなり変わりつつある。

ここで本題。
ふと、薬効いてるのか効いてないのかあんまり実感が湧かなくなってきたため、薬を抜いてみることにした。
これはあまりに生活が順調過ぎて薬無しでも生活できるのではないかという慢心だったわけだが。

コンサータ抜いたらどうなったか

勿論ダメだった。
主に睡眠のリズム崩壊と不注意で生活がガタついた。
コンサータ抜いて1、2日は特にあまり感じなかったが、それ以降はなぜか入眠困難をこじらせてしまい、1日の睡眠が4.5時間くらいに減った。
以前、しばらくコンサータを飲んでいたおかげで、コンサータ抜きでもどんなに遅く寝ても決まった時間に起きれるくらいにはリズムを守れるようにはなっていたが、流石にキツい。

そして元の不注意傾向か不眠の影響かはわからないが、体感上日常生活のミスが1.5倍に増えた。
特に些細な作業が億劫になって物を適当な場所に置いてどこにあったか忘れる系のミスが多かった。
レトルト食品が掃除用具ロッカーに入ってた時は自分でも引いた。
コンサータを飲んでいても物を適当に置く癖があったが、どのシチュエーションでどこに置いたのかという記憶や思い当たる行動はすぐに思い出せてはいた。
それがコンサータを抜きにすると癖の悪化と物を置いた記憶がなくなる。

コンサータ抜く前は食材を腐らせたりほぼ廃棄したことのない私がヨーグルトを食べずに丸一日テーブルの上に出しっぱなしにして廃棄処分したりで生活がズタズタになってしまった。

かろうじてこまめに掃除する習慣があったため、ゴミ屋敷は回避したものの、こんなクソみたいな行動を繰り返したがために同棲してる彼氏にボロクソに怒られてしまった。

これがわざとならどれほど良かっただろう。
図太くなった精神によってあまり傷つかなかったとはいえ、怒られるとちょっとムカっとした。(自業自得)

一応、仕事で大きなミスはしてはいなかったが、この調子では仕事に影響が出そうなので再開することにした。

おまけ

※少々長いですが、お付き合いください。
そもそも、コンサータ服用してもさすがに困りごと全ては解決できなかった。
特にパフォーマンスを維持できない部分や人と関わる時の精神的消耗については完治はなかなか厳しいと感じている。

私が感じる精神的消耗といえば、仕事でクビになったり、仕事ができなくて惨めな思いをしたことから、一緒に働く人の目がとても怖いことなど。
仕事ができないくせに怠けているように思われるのが怖いため、自分にとって必要な休憩を取るのもままならなかった。
そういった精神的消耗が自分のペースを破壊して体調を崩したりでパフォーマンスの維持が難しかったのだ。

今はフルリモートや半リモートで仕事しているため、人目を気にせず自分のペースで仕事ができたり、無理なく家事と仕事が両立が保たれている。
他には、職場に変な人がいないこと、マイペースで寛容な直属の上司のおかげで自分のペースで仕事する方法や考え方を見つけられたり……

職場に恵まれたからこそ無理のない生き方を見つけられたのは大きい。
そして、『時には上の人に与えられた仕事を全てできなくてもいい』という精神的な線引きも私にとって必要なものであった。

欠点を治そうとする前に、自分をよく知って自分に合う環境を見つけたり考え方を変えたりする方が先。

などと言われるが、それは欠点を欠点としない場所に恵まれたり、考え方を変える機会に恵まれた人にしか分かり得ないことだ。
考え方を変えるとは言っても、欠点を長所に言い換えるだけでは気休めにしかならないから。

それでも多少事前に分かっていたら良かったなあということを軽くまとめようと思う。
・何をすると疲れるのか、疲れるとどうなってしまうのか
・どういうシチュエーションなら無理なく成果を出せそうか
・そのシチュエーションを作り出すには何が必要なのか(自分でできることとそうでないことは分けておく)

私の場合は一定のパフォーマンス維持が難しいのが欠点で、人に合わせて臨機応変に動こうとするとパフォーマンス維持がより難しくなり、体調不良とサボり癖が出てしまう。何よりそれらによって成果が出せないと劣等感をこじらせて人に相談しにくくなってしまう。

逆に考えると、マイペースの時間が確保できる時間を作ればパフォーマンス維持がしやすい。
そして、たとえ成果を出せず劣等感を抱いていても相談やコミュニケーションを欠いてはいけないという考えに切り替えた。(円滑に仕事を進めるために何ができるかということに集中し、自分の責任を果たすことで人目が怖い問題を解消できるから)

自己理解という曖昧すぎるテーマでは膨大な時間を食うだけで、自己改善を繰り返すだけでは時に心を消耗してしまう。
無理せず社会生活を送るのには自分を魅せることを意識するのが無難だろう。
つまりは、自分にとって有利なシチュエーションを見つけ、そこに自ら持っていくための方法や場所を探し続けていくことが大事である。

薬はあくまでそれの手段の一つである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?