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【読書ノート】『スゴい早起き』(塚本亮著)

朝の時間をどうにか有効に使えないかな…
早起きしなきゃなんないな…
朝ぐらいゆっくり寝てたいな…

朝の時間を活用したいという思いはある一方で、ゆっくり寝ていたいという思いもある。結局のところ、意志が弱いから朝ゆっくりしてしまう。ラヴィットとノンストップをゆっくり見ていれば、あっという間にお昼だ。

朝の生産性が低いと、その日1日の生産性が低くなる。逆に朝の生産性が高いとその日1日の生産性が高くなる。これが分かっているにも関わらず、どうしても朝はゆっくりしていたい。

この本を読んで感じたことは、早起きを楽しめたら、ズボラな自分でも継続して早起きできるのではないかということ。

この本で大切だと考えたことは3つ。
 ①書き出すこと。/記録すること。
 ②1日の中で全て完結させないこと。
 ③朝の楽しみを作ること。

①について

やることを書き出すこと、いわゆる「to doリスト」を書くことで早起きする動機づけになる。これを前日の夜に整理しておくことが重要だという。夜の時間は次の日の準備をする時間とするのです。つまり、夜の時間から1日が始まっているということもできるだろう。

早起きに限らず、継続的に行うことは日々記録しておくことが重要だ。早起きできた日はカレンダーに印をつけておくこと。また、1日のことを振り返るのも短時間でもいいからやるといいらしい。そのとき、「DCAP(Do Check Action Plan)」で書くこと。何をしたか、何があったか。それはどうだったか。どうしたらもっと良くなるか。次の一手は。シンプルに1日を振り返ることで、1日1日の生産性を高めていくことができるのだろう。

②について

どうしても1日で全てやり切ることが気持ちいい、スッキリするものだと思う。ただ、1日1日が完結したものになると、継続性はなくなる。そのせいで、「明日は早起きしなくてもいいか」という甘えが出てくるのだろう。中途半端で終わることで、これもまた早起きするための動機づけになる。次の日の目標を前日に立てておこう。1日だけで見るのではなく、1ヶ月、1年、人生と中長期的に見ることで早起きは継続的になり、いずれ習慣となるのだろう。

③について

朝の楽しみはなんだろう?人によってそれぞれだろう。コーヒーを飲むことだったり、本を読むことだったり。私の場合はあまり朝の楽しみがないから、早起きすることが辛かったのかもしれない。散歩は比較的好きで、たまに早朝、散歩すると気持ちいい。この気持ちよさを毎日味わうために早起きすることを目指したい。朝読書をするのも良いとされていた。夜ゆっくり読書をするのが個人的には好きなのだが、ハマり過ぎて遅い時間になることがしばしばあった。それで、次の日の生産性を下げるくらいだったら、次の日の朝早起きして読むことにしたほうが良いだろう。楽しくないと、早起きも続けることはできない。自分なりの楽しみを朝の時間につくっておくことがポイントだ。

おわりに

早起きしたい、早起きしたいとずっと思っていた。なぜなら、早起きが良いことだと分かっているから。早起きも続けてやっていたら、結局習慣になってしまうだろう。とても読みやすい本だったので、自分の中に甘えが出てきたら、この本をまた読むようにしたい。ずっと取っておきたい本のひとつだ。


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