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【読書ノート】『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』(ピョートル・フェリクス・グジバチ著)

雑談。結構苦手。結構というか、ほんとに苦手。
何を話していいのか、さっぱり分からない。
相手に興味がないのかもしれないとも考えるとたしかにそうなんだけれど、その場の空気が悪すぎて、興味がないにしても居心地が悪すぎる。

雑談ができないと、こちらの人間性までもが悪く見えてくるだろう。決してそうではないのに。

ほんでまあ、この本を読んでみた。
「世界の一流」とて、基本は大事。
〜雑談の基本といえば、まずはお天気のお話。その次に相手のファッションを褒めましょう。ここまでいけば、雑談としては十分です。〜
こんな事が書かれているのだろうと思って読んでみたら、ひっくり返ってしまった。だって、全く逆のことが書かれているのだもの。

それも仕方のないことだ。普段の雑談のことが書かれているわけではない。ビジネスシーンで必要とされる「雑談」のことが書かれている。
それでも、普段の雑談に使えることが部分的にはあったりするので面白かった。雑談が苦手な私からしたら、少しハードルは上がったが…
日常でも使えそうなことを書き残しておこう。

1つ目。自己開示が大切らしい。
日本的な雑談では、あまりパーソナルな部分をオープンにしない。直接的にきくというより、感じ取ることが求められるな。「以心伝心」なんて言葉があるくらいだ。その人の人となりを知っていくためには、やはりパーソナルな部分を聞き出していかなければならない。このことをお互いに共通の認識として雑談を始めたいな。日本的なお天気雑談が当たり前の状態だと、気持ち悪がられるそうだ。聞き手に求められることとして、「自己開示できるような質問とする」ことがあるな。お天気のお話で自己開示は流石に厳しい。ファッションを褒めるなり、聞いてみるなりすることは広がりが会っていいことだと思うけどどうだろう。相手の様子を深くチェックすることが大切だな。

2つ目。目的だ。お互いの「信頼・信用・尊敬」を確認することらしい。
たいていの人が無意識のうちにやっていることかもしれないな。
関係を築いていくためには欠かせない。だから、雑談も探り探りになってしまうのだが。あまり気にせず、「素朴な疑問」として聞いてみるといいかもしれない。その点日本語は便利だ。「失礼かもしれませんが」的なフレーズはいくらかある。その場で気になったことを思い切って聞いてみると、意外に広がっていくかもしれないな。「信頼・信用・尊敬」を確認しなければならないのに、テキトーすぎるか。

最初の段階としては、雑談・お話を楽しむことが大切だろう。

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