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映画のこと -我々の父親-

あなたの父親は科学的に証明されていますか?

Netflixでとある映画を観た。
「我々の父親 -Our Father-」
実話を元にした、Netflixオリジナルのドキュメンタリーだ。

内容は、体外受精で扱っていた精子がドナーのものではなく、治療に直接携わっている医師のもので、その行為を幾度もなく行っていた事実をNetflixが映像化した。

怖い映画があると、Twitterで話題になっていたので、面白そうだなと思い、Netflixに加入した。実際観てみると、寒気がするし、理解をするのに少し時間が掛かった。

自分の父親が知らない人、というだけでも当事者からしたら衝撃なのかもしれないが、その父親が医師で、さらには異母兄弟が何人もいることを知ると、感情が追いつかなくなる。

ドナーで提供する精子は3人までしか扱ってはいけないという決まりがある。(日本は知らないです)理由は近親相姦を防ぐためだ。知らず知らずのうちに、兄弟と出会い、結婚にまで発展するのを防ぐのが目的だ。
医師は掟を破り、次々に自分の精子を使った結果、インディアナ州という小さな街に94人の異母兄弟がいることとなった。医師からは何一つ説明もなく、表向きではドナーの精子を利用していると伝えている。中には夫の精子と伝えている場合もある。

これ以上書くとネタバレに繋がるし、noteもBANされるかもしれないので、ここまでにするが、自分であらすじを書いていても、どこかピンとこない。実話ではないような気がするからだ。医師がそんなことするのか?が第一の疑問で、医師がそんなことしだすと、僕たちは何を信じたら良いのか?が湧いてくる。

知らなくて良いことはたくさんあると思う。僕も過度に知りすぎるのはよくないと思っている派だ。だからガーシーchも観ようとも思わない。自分の知らなくていいことを知って、傷つきたくないからだ。知ることは凄い傷つく。エネルギーも大量に消費する。
このドキュメンタリーのメインに出てくる人は凄かった。真実というものにとことん向き合った。僕なんかでは比べられない。本田翼の名前がガーシーchで挙げらたことがネットニュースになり震えていた自分が恥ずかしい。

あまり冗談を書くと怒られる敏感な作品なので、これ以上は書かないが、この作品はとにかく観て欲しい。いや、、、元気が無い人はみない方がいいかも笑
元気が無い人は、黙ってロッキーファイナルを観た方が元気は出る。

科学が発展するほど、このような知りたくないことが起こってくるのかなとも思う。DNA鑑定が容易になり、ある日急に天地がひっくり返るほどの真実を突きつけられる日がくるのかもしれない。もっともっと真実を突きつけられる瞬間は科学の発展で訪れる時代がくるだろう。それこそ、織田信長の足は激烈に臭かったというのが科学的に証明されてしまうかもしれない。
今の時代を生きるには、覚悟が必要になってくる。

上手くまとまらないが、観て満足している。考えるきっかけになるし、不妊治療についても知る機会になった。note書いて分かったが、自分が不妊治療のことを知らないことを把握できたのは、なによりの報酬だ。
良い映画でした。

ー終わりー

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