良い城にはきっと隙がある。
「良い城にはきっと隙がある。その隙に敵を集めて勝負をする。守るだけでは城はもたん。」
という言葉が「七人の侍」という映画に出てきた。それをみたのはもうずいぶん前なはずなんだけど、いまでも印象にのこってるのは人との関係も・仕事も・遊びも。ぜんぶにこの言葉が当てはまると思っているからだろう。
「完璧にしあげる」というのは、正解があることに対してであれば、それがいちばんいいはず。でも、正解がないことに対して完璧にかためてしまったり・隙をなくしてしまうことは、相手を完全にしめ出してしまうことである。
都合が悪いことに、「正解がないことに対しての完璧」というのは存在しない。どれだけ力を尽くしても、予想もしなかった方法でそれらはやぶられてしまうし、もしくは自分からやぶらざるをえない状況に追い込まれてしまうことになる。
この「やぶられる・やぶる」という言葉はいろんな結果に言いかえられる。
たとえば人との関係に隙をつくらなければ相手との距離がつめることはできないかもしれない・仕事に隙をつくらなければ自由がなく、つまらなくてお客さんははなれていってしまうかもしれない・隙のない遊びは遊びにならないかもしれないし、もしくは愛されないかもしれない。
そうならないために、あえて狙われやすい隙をつくるのである。そして、その隙に敵をあつめて、自分から攻めるんだ。
「ばっちりキメるのがおしゃれというわけではなかったり、モテるわけではない」というのも、隙をみせようということだと思う。
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