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SwitchBotでマンションの共有エントランスを解錠、鍵を持たない生活へ。


はじめに:私たちの生活を変えた小さな魔法

最近のスマートホーム技術は私たちの生活を劇的に変えつつあります。照明、エアコン、セキュリティシステムなど、家中の様々なデバイスがインターネットに接続され、スマホやウェアラブルデバイスで簡単に操作できるようになりました。便利なだけでなく、快適な暮らしも実現してくれるスマートホーム。我が家もその恩恵にあずかっています。

きっかけは、子どもたちの帰宅時、マンションの共有エントランスのオートロックをもっと便利にしたいという思いでした。そこで選んだのが、「Switchbot」という小さなデバイス。既存の家電をスマートデバイス化できるボタンプッシャーです。

導入後は、iPhoneやApple Watchで解錠ボタンを操作できるようになり、子どもたちが帰宅した時、どこからでもマンションの共有エントランスのドアを開けてあげられるようになりました。小さな変化でしたが、家族全員が感動したのを覚えています。

しかし、順調だったのもつかの間、想定外のトラブル発生!SwitchBotの力が弱くなり、エントランスのボタンを押し込めなくなってしまったのです。小さな問題ではありましたが、家族にとっては大きな挑戦となりました。

トラブル発生:予期せぬ挑戦が訪れた日

最初の数日間は、SwitchBotは私たちの期待を完全に超えるパフォーマンスを発揮しました。しかし、その後すぐに、私たちはこの小さなデバイスが直面している問題に気づき始めました。具体的には、SwitchBotの押す力が徐々に弱くなり、マンションのエントランスの解錠ボタンを押し込むことができなくなったのです。最初は、単なる一時的な不具合かと思われましたが、問題は日に日に悪化していきました。

SwitchBot本体を貼り付けている部分がグラグラして、浮き上がっていることが原因であることが判明しました。配置が不安定になると、必要な力をボタンに伝えることができなくなるのです。子どもたちが学校から帰ってきてピンポンを押し、私がどこにいてもドアを開けられるという当初の便利さは、急に遠い夢のように感じられました。

この問題により、家族は再び、ピンポンがなるたびに解錠ボタンのところまで急いで走っていく必要に迫られました。この「小さな不便」がストレスの源となり、私たちの生活の質を損なうようになってしまいました。私たちがテクノロジーに期待したのは、生活をより快適にすることであったため、この状況は大きな失望をもたらしました。

しかし、この問題は、私たち家族にとって単なる挑戦に留まらず、創造的な解決策を見つけ出すきっかけとなりました。特に、子どもたちはこの状況を改善するためのアイデアを出し合い、協力して問題に取り組むことになりました。

解決策を求めて:創意工夫の日々

我が家の解決策は、意外なところから生まれました。特に小4長男が、絶対に解決すべき挑戦として捉えました。彼は、物事を異なる角度から見るのが得意で、今回もその能力を発揮しました。長男は、解決策を見つけ出すために、まずは問題の原因がSwitchBotの不安定な固定にあることを特定しました。

次に、彼は家にあるアイテムを使って問題を解決することを提案しました。その選択肢として挙げられたのは、小2次男のおもちゃ箱から取り出されたLaQというブロック、そしてキッチンの引き出しにあった滑り止めクッションシールでした。LaQブロックを利用してSwitchBotの下に安定したプラットフォームを作り、さらに滑り止めのクッションシールを使ってスイッチ自体に高さを出ししました。


このアプローチは、単に問題を解決するだけでなく、家族全員で協力して取り組むプロジェクトとなりSwitchBotは再び機能するようになりました。この過程は、単純な技術的な問題を超え、家族全員が一致団結して何かを成し遂げることの価値を改めて教えてくれました。

学び:試練を乗り越えて

長男のアイデアと家族の協力によって、SwitchBotは以前と同じように機能し始めました。この小さな勝利は、私たち家族にとって大きな意味を持ちました。
まず、技術的な問題に直面しても、創造的な思考と協力があれば、解決することが可能であるという実感を得ました。SwitchBotの問題を解決したことで、再び家のどこにいても子どもたちが帰宅した際にドアを開けられるようになり、私たちの生活は前よりもさらに便利になりました。

さらに、この経験は子どもたちにとっても貴重な学びの機会となりました。彼らは、問題に対して一歩後退して全体を見ること、利用可能なリソースを最大限に活用すること、そして何よりも、挑戦を受け入れて解決策を見つけ出すことの大切さを学びました。

この体験から得た最も重要な教訓は、テクノロジーとは切り離せない試行錯誤のプロセスを受け入れ、それを楽しむことでした。テクノロジーを活用することで生活が豊かになる一方で、その過程で遭遇する小さな障害もまた、私たちが成長し、学び、家族として一致団結する機会を提供してくれるのです。

テクノロジー活用のヒント:楽しむことを忘れずに

初めてのスマートホーム技術を家庭に導入する際、最も大切なのは、その過程を楽しむことだと思います。
新しいデバイスを使いこなせるようになる喜び、家族全員で新しい技術に挑戦する楽しみ、そして時には予期せぬ障害に直面したときでも、創造的な解決策を見つけ出す過程は、私たちの生活をより豊かにする素晴らしい機会を提供してくれます。

私たちの経験から言えるのは、テクノロジーを活用することは、単に日常生活を便利にするだけでなく、家族としての絆を深め、共に成長するきっかけにもなるということです。問題に直面したとき、その解決策を見つける過程で、家族全員が一致団結し、一緒に楽しむことができるのです。

新しいテクノロジーを家庭に迎え入れることは、未来への一歩でもあり、それを最大限に楽しむことで、生活はもっと豊かなものになるのです。




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