【エッセイ】今日は夏休み最終日

日曜深夜。
私はいま、仕事をしている。
今にも閉じそうな瞼を必死にこじあけながら。





仕事が終わらない。





今週から、いや、もう明日のことになるのかな?
また新たな案件が始まる。

でも当然のように別案件は進行している状態で
終わる気配は悲しいことにないらしく。

じゃあ、その進行中の仕事をいつやるのか。


…………週末しかない。


社会人たるもの、
期日を守ることは最低限のマナーだ。


しかし襲ってくるのは自分のキャパを
越えに越えまくった業務たち。

期日を守ろうとすればしわ寄せは当然、
休みの日にやってくる。

「休みってなあに?」状態だ。



とはいえ、私だって遊びたい。


だって4月じゃん。
なんとなく「新しい」季節感。

学生でも新社会人でもないから、
特に変わったことはないのだけれども。
浮き足だった周りの空気は感じ取ってしまう。

言葉で例えるならば、
ソワソワ。ウキウキ。




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春、ということで。

今年はかなり桜を追って写真を撮りに行った。
友達の運転で山の方まで
連れて行ってもらったり。

おかげでカメラロールは桜の写真でいっぱい。
ピンクだらけ。かわいいね。


それと比例するように、
私の時間はなくなるわけで。
しかし仕事は増え続ける一方で。


家に帰り、現実を振り返ってみた。



…うん、やばいね。

なんせ明日までに終わらせなきゃいけなかったであろう、あーんな仕事やこーんな仕事が一切終わっていない。


そりゃあやってないんだもの。
当然だよね?
遊んでたんだもの。



サーっと血の気が引くのを感じる。
なんならこんなポチポチと
エッセイ書いている場合じゃないぐらい。

でもごめん、
この作業は現実をみるために必要なの。
やらせてくださいお願いします。


言い訳しながらもノロノロと机に向かう。



気持ちは、夏休み最終日の小学生だ。

宿題、溜め込んで遊んでたなぁ。
最終日になって泣きながら
必死に鉛筆を走らせて。

あの頃なら私はなにも変わっていないらしい。

でも、後悔はしていない。
しなきゃいけないんだけどさ。
楽しかったんだよ。あの当時。
そして今日だって、昨日だって。

遊んだことに対する後悔はない。
反省すべきは
優先順位と、タイムスケジュール。

小学生のあの頃。
泣きながらでも、ちゃんと宿題はやり切って提出していたはずだ。たぶん。

うん、、自信はないけどね?
お母さん以外に怒られた記憶はないし。

だから、今日も私は期日に間に合わせるために
必死に仕事をする。

今日も今日とて、
私は日程もスケジュールも組むのも下手だ。




今日は寝れないだろう。
パソコンを開きながら思う。

遠い目をしてしまいそうだ。



明日は寝れることを願って。



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