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75年生まれ やまだ・はなこ

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40代。日本に生きる女の日々。雑多な暮らしを書くだけのものです。 ※タイトルは何かをオマージュしておりますがそういうものではありません
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記事一覧

結婚する理由としない理由

職場にいる50代くらいの女性が官公庁でやっている婚活サービスのボランティアをしていると話していた。 あまり親しくはないけれど、たまたま職場の飲み会で近くに座りその話を耳にした。具体的にはマッチングした男女のお顔合わせの最初に同席するということだった。 わたしは個人的になぜそのボランティアを始めたのかが気になりいろいろ聞いた。 するとその人はわたしに 「興味ある? 登録してみたら?」 と言った。 登録は断ったが、その女性はわたしにパートナーの有無も聞かずにそれを言ったのである

どうしても県大会に行きたかった

高校はテニス部に入った。 20年前の田舎の高校では硬式テニス部はまだ同好会で部活として認められていなかったため、軟式だけど。 うちの高校は毎年、2組〜3組のペアが県大会に出るくらいのレベルのテニス部だった。 決して強豪校というわけでない、けれどもそれなりに真面目に活動している部活動だった。 わたしは3年になる頃にはその部活で3番手くらいの前衛。正直なところ県大会に行けるかどうかはかなり微妙なところ。 もともと部活は、部員が仲良かったから楽しくて行っていた部分も多く、個人と

心のベスト10 第1位は稲田直樹だった

よしもとブサイクランキングが数年ぶりに復活した2019年。 ブサイクランキングの堂々一位は2位に3万票ほどの差をつけてぶっちぎりでアインシュタインの稲田直樹さんでした。 稲田直樹、以下"稲ちゃん"と記させていただきますが、稲ちゃんをブサイクで片付けてしまうほどもったいないことはない、稲ちゃんは魅力的で男前な人です。 正直にいうと稲ちゃんのことはだいぶ前から知っていました。が、やはりあの顔面。ネタを聞くというところまでの興味はなく、関西では人気が出てきたと聞いても、うーん、

東京の空の星は見えないと聞かされていたけど見えないこともないんだな

フジファブリックを知ったのは、奥田民生がきっかけでした。奥田民生はわたしの人生に多大なる影響を今なお与え続ける存在なのですが、ゆえにそれを語り始めると長いので今回はおいておきます。 その奥田民生がかわいがっている後輩としてフジファブリックを知り、そしてボーカルの志村正彦は奥田民生のファンであるという点でわたしは勝手に親近感を感じいわば同志のように思っていました。 雑誌などで奥田民生を語る志村正彦はわたしのようないち奥田民生ファンの目線や気持ちがあり共感できたし、何より志村

自己肯定感を簡単に高めることができる冬のペディキュア

女性誌では、モテ・男ウケなどの文字が年中あふれています。そんなにか、と思うけどそんなにであることも確か。解せる。そしてその中で"派手なネイルは男ウケしない"というのも良く見かけます。男は爪なんて見てない、とか。 でしょうね。 でもいいんです。やるのです。誰のためでもなく、誰に見せるでもなく自分がやりたいから。で、思うのです。それの最大って冬のペディキュアなんでは? と。 夏のペディキュアはサンダルを履いたり、若ければビーチやプールで他人の目に触れることが多いです。 そ

は?と思う言葉が相手から出た時は、その前に自分が発した言葉はなんだったか考える

同僚、といちおうカテゴライズするけど、まあわたしより若くスキルもまだまだの女性、言うなれば後輩にあたるのか…とはいえ、偉そうな先輩ヅラするつもりもないので同僚としておく。 その同僚の女性が、言い訳するのがわたしは地味にイラつく。 ある時、わたしが担当していることで上司が質問してきた。彼女も情報として共有できるけれども、それを頼んではいない。 わたしは別の業務をしていたが、午前中に確認していたのでその進捗を答えた。すると横から彼女が 「最新はこうでした!」 と言ってき

ケジメをつけるのも、責任を取るのも自分でありたい

男のケジメ 責任を取る この言葉から連想するのは、結婚ですか。なんだそれ、不思議です。 わたしはこれまで20代と30代で二度、結婚しかけました。どちらもやめたのはわたしです。 一度目は、20歳から四年間付き合っていた3つ年上の人。わたしは24歳でした。周りからも結婚すると言われたりもして、わたしもそのつもりだった時期もありました。 でもふと、その彼との結婚式を思い浮かべた時に高砂席でぜんぜん笑えてない自分がとてもクリアに浮かんだのです。 そのほかの理由ももちろんあ

ハピー

ハピーはわたしが小学五年生の時に友だちの家で生まれたオス犬だった。 小さい頃から犬が大好きでずっと飼いたかったけど、祖父が犬を嫌っていて飼わせてもらえなかった。 一度、知り合いからもらった子犬は翌朝になるといなくなっていた。母には逃げたと言われた。 あとになって、祖父がどこか遠くへ連れていくように言いそれに従ったのだと聞いた。 わたしが小学校中学年くらいから祖父は寝たきりになっていた。母は以前もらった子犬を逃してしまったことがうしろめたかったのか小学五年生の時に、友だ

「ママに見えない」と言われてうれしいって言う人が考えている"ママ"ってどんな"ママ"なのかなって話

某ファッション誌のコピーで数年前話題になったのが "ママに見えない"が最高の褒め言葉♡ まあこの話題なんて今さらなんですが、先ほどつけっぱなしのテレビを見ていたら街頭インタビューに出ていた綺麗な女性を見てスタジオの方が 「お子さんがいるとは思えない」 「ママとは驚き」 のコメントを連呼していたので、思い出したのでした。 ママに見えない、という言葉の裏には、明確な"ママ"像が隠れているわけで、ママに見えない、が褒め言葉として用いられているとしたら、その人たちが想像す

「秘密のケンミンショー」と最近の「今夜くらべてみました」に共通して思うこと

スマホを見ていてもテレビはつけっぱなしにしてしまう、世代なのか性格なのか…。 先日、日テレの「今夜くらべてみました」は福岡特集でした。最近、北関東の各県について出身者が出て語るような会、多いですよね。その福岡版です。 定番の福岡の住環境、食、美女などの自慢が続いた後、鶏めしという炊き込みご飯が出てきました。出演者のみなさんが召し上がって、美味しい!美味しい! を連呼。 …おや? わたしが見ている番組は「秘密のケンミンショーだったかしら?と錯覚しました。 こういう企画が

だいじょうぶですか?の使い方

業務でバタバタしていて、お昼に出そびれていままさに遅めのご飯を食べているところです。正確にはどうでもいいことですが、遅めの蕎麦です。 2時ごろ、お昼から戻ってきた同僚の女の子が 「え、もしかしてお昼まだですか!? だいじょうぶですか?」 と言いました。おそらく気を遣って言ったのだろうけど、まずなにがだいじょうぶなのか主語もないし、もしわたしの腹具合であればだいじょうぶだからお昼を遅らせているのであって、答えはだいじょうぶ。しかないのですよね。 この上っ面の会話を交わし

たとえ勝てはしないゲームでもどうにかなるの

絶対に負けられない戦いがそこにはある というキャッチコピーが苦手。 精神論。 逃げ道がない。 戦士みたい。 呪いみたい。 で、実際そういってさんざんっぱらあおったサッカーの試合、負けてますけど? 負けられない戦いに負けてますけど? タイトルはユニコーンの「おかしな2人」の歌詞です。 たとえ勝てはしないゲームでもどうにかなるの わたしは中学生の時にこの歌に出会い、本当にそうだなと思いました。おかげで勝負にはあまり関心がなく、努力はしないほうの人間になってしまい

これからの「毛」の話をしよう

知り合いの40代既婚女性が 「鼻の下からぜんぶ脱毛することにしたんだ」 と唐突に言いました。 40代にもなると、毛のある部分を誰かに見られるという機会は若い時より少なくなり、多少の気の緩みすら出てお手入れを怠ることもあるのも事実ですが、だからこそなぜいま!?と思いました。 理由を訪ねてみると 「老後のため」 最近、そういった理由で脱毛する中年も多いとか。老眼で見えなくなって、口ひげがうっすら生えた自分の顔(たぶん自分ではそれすら見えてないという現実)…確かに想像す

40代未婚でブライダルチェックを受けたいと話したら…

無知を晒してお恥ずかしい限りなのですが、不妊治療補助金に年齢制限があるのを数年前に知りました。 それは自身がその年齢、42歳になる一年ほど前でした。いまのパートナーとお付き合いを始めたのは40歳。彼はわたしの6つ上です。彼も子供に関して前向きな発言をしていました。 そこでふと、妊娠できるのか?と不安になりました。毎月、生理はそれなりに来ています。でも把握しているのは生理日くらいで基礎体温はもう何年もつけていませんでした。 付き合って半年が経った頃、することはしているにも