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シン・仮面ライダーとNHKのドキュメンタリー

庵野監督についての基本的な知識は、ご夫人である安野モヨコさんのエッセイ漫画「監督不行届」のカントクくんである、程度。エヴァンゲリオンシリーズなど見たこともなく、逃げちゃダメだ、とか、テーマ曲とか、デンデンデンデンデンっていうあの音楽くらいしか知らない。

しかし、カントクくんは愛くるしい。あの漫画はフィクションである、という注意書きがあるので、フィクションだとてカントクくんは愛くるしい。

庵野監督としての作品は、シンシリーズはすべて観た。シン・ゴジラに関してはもうただの子どもみたいな言葉でまとめると、すっごいおもしろかった!に尽きる。どこが?とかなんで?っていうのはネットでゴロゴロ解説されているし、わたしなんかよりChatGPTのほうがうまく書いてくれるに違いない。

今回の「シン・仮面ライダー」についても、すでにいろいろなご意見ご感想があふれているけれど、わたしは観てよかった。
ただひとつ言うなら、先日NHKで放送された「ドキュメント「シン・仮面ライダー 〜ヒーローアクション挑戦の舞台裏〜」を観てから映画を観に行けばよかったということ。

番組概要にはこうある。

映画『シン・仮面ライダー』の制作現場に密着。『仮面ライダー』シリーズ52年の歴史で長期取材は初!ヒーローアクションに挑んだクリエーターたちの2年間の記録。

NHK番組ホームページより

このドキュメンタリー放送後にもいろんな意見が出ていたようだけれど、これ、映画はどうなるんだろって思うシーンもたくさんある。商業としての映画、芸術としての作品、それぞれの事情がそれぞれの立場から同じものを目指しているのにことをややこしくしてしまう。
キリキリと感じる現場の緊張感と動揺、モノづくりに関わる人たちの思いがもう痛いほど伝わる。正解なんてあるんだろうか、と考えさせられる。

当然このドキュメンタリーからも庵野監督の真意や心情などわたしのような凡人にはみじんこも読み取れないが、ずっと前からもうずっと変わらず庵野監督だというだけのことだった。

ドキュメンタリーの最後のシーンは、撮影オールアップ後の俳優陣と庵野監督だった。最後の柄本佑さんの言葉が印象的。

確か、これから編集大変ですねとか話した後に

「また半年後に俺ら呼ばれたりして(撮り直しで)」

みたいなことをおっしゃっていた。

あ、柄本佑さんの言葉の最後に(笑)がつく。が、その時の庵野監督はどんな顔であったか…もう一回録画を見ないと思い出せないが漫画のカントクくんみたいな立ち方で佇んでいたなきっと。

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