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『花』

九條です。

今日の大阪は、久しぶりに明るく晴れました。最高気温も17度まであがり、春の麗らかな陽気の1日となりました。

南から徐々に桜の開花が伝えられていますね。

毎年この時期になると、瀧廉太郎の『花』が私の脳内で無限リピートします。^^;

美しいメロディ。美しく格調高き文語調の歌詞。美しい明治の日本の唱歌。瀧廉太郎の世界。

私は桜咲くこの時期に生まれたということもあり、この季節が、そして日本の唱歌のなかではこの歌が最も好きなのです。^_^


『花』
作詞:武島羽衣
作曲:瀧廉太郎
発表:1900(明治33)年
この動画の再生時間:2分53秒

【歌詞】
春のうららの  隅田川
上り下りの  船人が
櫂のしづくも  花と散る
眺めを何に  譬うべき

見ずやあけぼの  露あびて
我にもの言う  桜木を
見ずや夕暮れ  手を伸べて
我さし招く  青柳を

錦織なす  長堤に
暮るれば昇る  おぼろ月
げに一刻も  千金の[※]
眺めを何に  譬うべき

※蘇軾の漢詩『春夜』の「春宵一刻値千金」より

(この歌詞はパブリックドメインとなっています)


©2024 九條正博(Masahiro Kujoh)
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