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朝のひらめき


朝起きてしばらくぼーっとした後、息子が言った。

「いいこと、ひまれいた。
きょお、ごはんいっしょにつくらない?」


時刻は6時25分。

うーん、まぁなんとかなるか。

ということで、突如始まる共同朝ごはん作り。


玉子焼きとウインナーをつくる、とのことで、自ら材料を冷蔵庫から出してくる。

「ぎゅうにゅう、いる?」
「いれよっか。」
(こんな会話のやりとりがいつの間にやら自然とできるようになったんだなぁ)

ボウルに、卵2つと、牛乳すこし、ハチミツ、塩をパラパラと入れて混ぜる。
(材料覚えてる…!)

熱いフライパンにバターをしいて、混ぜた卵をジュッと流し込んだ時点で、「やいといて。ウインナー、やるから。」。
(私より効率的)

そうしてできあがったごはんを、選んだお皿に並べて、いただきます!


しかし彼の“ひまれき”はここまでだったようで、満足とばかりに、ごはんもそこそこに遊び出す。

そんなもんだよなと、残されたプスプス穴の空いたウインナー(タコの型を取ろうとして失敗した)や、厚みが異なる玉子焼きをつまみながら、コーヒーをすする。

でもそれも束の間。

時計を見てハッと慌てて身支度をしたのは言うまでもなく…


「ほら、はやく!」って、今朝は言わないつもりだったんだけど。

バタバタと慌ただしいけど愛おしい、今朝のできごと。

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