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5歳児に「報酬型」お小遣い制を導入し、3ヶ月経った結果・・・!

突然ですが、うちは、5歳の男の子にお金を与えています。

そんな話を聞くと「え?なんで?」「お金に嫌らしいこになるんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

今日は、なぜ、我が家がお小遣い制を導入しようと思ったのか?そして、その結果、今、どんな変化があり、どんな風に考えるようになったのか?をお伝えしたいと思います。

報酬型お小遣い制の目的


「はたらく」意味を一緒に考えていきたい、から

私達の家族は、息子、主人、私の3人家族ですが、私も主人もフルタイムで働いており、いわゆる「共働き」です。息子は毎日保育園に通っており、園が閉まる最後まで残って親のお迎えを待っています。共働きの分、寂しい思いもさせているかとは思います。それ故の発言なのか、

「なぜ○○くんのママはおやつのあと(午後3時頃)におむかえにくるのに、ぼくのママはほいくえんのなかでいちばんおそくむかえにくるの?」

といったことを、よく聞いてきます。
私自身「お母さん、会社に行かないといけないから、早く準備して!」なんて、朝の通学通勤の時に、せかしてしまう毎日を送っており、息子から見ると自分より仕事を優先している母親に見えるのかもしれません。

この機会に、自分自身も、「仕事・働く」ことを見つめなおし、一緒に「はたらくとは?」について、考えていきたいなあと思いました。それには、「はたらく」を実際にやってみる、ことから始めよう。そう思い、息子に「はたらく=お手伝い」することで「報酬=お金」をもらう、という経験を家庭内で始めることにしました。

はたらく、とはなにか?

私は、2013年の9月、ある横浜の中学校で、職業体験の事前学習として、「職業体験に向けての心構え」というタイトルでボランティアとしてレクチャーをしたことがあります。

何をレクチャーするかは、大まかに筋書きが渡されていたのですが、その中で、伝える側のわたしに強く響いたことがあります。
それが、

「はたらく」=「傍(はた)」を「楽(らく)」にする

という概念です。

「働く」の語源は諸説あるようですが、
その一つが、「はた(傍)」+「らく(楽)」の組み合わせです。

「はた」というのは、漢字で書くと「傍」。つまり、「身近な人・隣にいる人」のこと。

「らく」というのは、漢字で書くと「楽」。「楽にする」とか「楽しませる」に繋がる漢字です。

なので、元来、「傍(はた)」にいる人を「楽(らく)」にする、という言葉が、「はたらく」に繋がっていったとも言われています。

あの横浜の中学校の教室で、緊張しながらも、中学生に語り掛けたことを思い出します。

「パン屋さんであれ、新聞屋さんであれ、職業体験をする際に、その会社で働いている人が『どんな方法で』『誰を』楽(らく)にしているか、よく見てきてね。」


「はたらく」を息子と一緒に考えたい、そんな気持ちになったときに思い出した「傍(はた)を楽(らく)にする」という言葉の定義。
そして、わたしが、息子を保育園に預けてまで、働く意味もやっぱり、「傍」にいる同僚や会社やお客様や社会のあの人を「楽」にして、負担を軽くしたり、HAPPY(ハッピー)にしたり、未来を明るくしたり、したい…そんなわたしの働く理由みたいなものを突き詰めて考えました。

もちろん、息子がどう思うか分からないとは思いながらも、親であり一人間として、30年以上生きてきた過程で生まれた価値観であり、今のわたしの解であることは間違いない…

ぐるぐるわたしの中で、さまざまな想いが飛び交うなか、一方で、息子が家の中でまずはちょっとだけでも「はたらく」を始めるためのシミュレーションを色々してみながら、私なりに「報酬型お小遣い制」を設計し、やってみた結果をここでご報告できればと思います。

・・・と、その前に、この報酬型お小遣い制のゴールを確認しておきます。

報酬型お小遣い制のゴール

今回の報酬型お小遣い制のゴールは、

「はたらく」=「傍を楽にする(誰かをHAPPYにする)」を"リアル"に自分ゴトとして体験している状態。(願わくば、そこから、「はたらく」を理解し、意識できるようになっている状態。)

です。

これは、「意識」→「行動」ではなく、「行動」→「意識」のフレームワークを利用しています。

子供も大人も、「意識」を変える際、誰かに教えられたり言われて変えるのは、本当に難しいと思います。私も、正直意識を変えるのは難しいですもん。

「子供には自立させよう」と意識していても、時間がないと「あれやったの?」「これやったの?」なんて過干渉になりがちだったり、「自己肯定感を高めるのが大事」と分かっていても、子供のミスを「あーまた、やっっちゃたの。。。何回も言ったよね」なんて怒ってしまったり・・・。本当に難しい。

子供も同じなのかもしれません。例えば、「人に優しくしなければいけない」と言われて、子供なりに意識しているとしても、いつ何をすれば人に優しくできるのか、分からない、のです。それよりも、「ゴミが落ちていたら拾う」とか、「泣いている子がいたらハンカチをさしだす」とか、「行動」ベースで教えてもらって、やってみたら「優しいね、ありがとう」なんか、言われて、「あ、これが人に優しくすることか」とまた行動を起こしたくなってしまう…やっていると「人に優しくするって大事だな」なんて、思っていくことがあるはずです。


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なので、今回1番のゴールにしたのは「行動」すること。とにかく、お手伝いという行動を起こせたら、OKなのです。お皿を台所までもっていくときに、割っちゃおうが、手がドロドロになろうが、何でもOK。やろうと腰を上げた、それだけで、まずは合格としました。

そして、「行動」したら、OKなのですが、それを続けることは至極難しい。もちろん、お金という報酬がもらえるから続けるということもあるとは思うのですが、私が想定していたのは「第二の報酬」を体験することでもありました。

人の行動のモチベーションは、なんでしょう?

私にとって「はたらく」ことは、もちろん、賃金報酬をもらい、ご飯を食べたり、生活したりするためではあるのはベースではあるのですが、
「仲間との達成感が気持ちいい」とか「お客様にありがとうと言ってもらえたことが嬉しい」とかそういう感情が動くこともお金では測れない価値であり、「第二の報酬」だと思うのです。

息子も「はたらく」ことによってお金以外に手に入れることができる「第二の報酬」を実感できるといいなと思いますし、実感することで、続けるモチベーションが増えていって、更に行動を続けていくと、やらないことが気持ち悪くなるような習慣になっていけば、いいなあ、と理想を描きました。

もちろん、そう簡単にいかないだろうな、とはわかっていました。だって、大人でも「続ける」なんて、涙が出るほど大変な理想郷ではあるのですから。でも、私も一緒にとことん向き合い、とことん付き合い、一緒に時間を過ごす中で、どうすれば「はたらく」を続けていけるのか、考えていきたいと思っていたのです。

お小遣いがもらえるお手伝い項目

次に、お小遣いがもらえる「お手伝い項目」を何にしようかと考えました。母として嬉しいと思うお手伝いを並べていたのですが、果たして、お手伝いというのは、家事分担だけでいいのだろうか…

その、モヤモヤは続き、なかなか項目を決められませんでした。でも、何度も考えた結果、モヤモヤの原因が分かったのです。それは、私が嬉しいのは、家事手伝いだけでなく、息子の成長を見ることでもあるということ。そして、息子自身の成長は、親の私がHAPPYなだけでなく、将来的に息子がHAPPYにできる大きさや範囲が大きくなることにも気づき、息子の成長を応援する項目も入れることにしました。

なので、最終的に我が家のお小遣い項目は以下の2軸になりました。

A. 誰か(今のところは親である私)をHAPPYにできる項目

・お弁当箱をキッチンに持ってくる
・パジャマを朝洗濯物入れに入れる
・お風呂を洗う…等

B. 自分を高める項目
・逆立ち
・宿題…等

つまり、Aは、「傍(はた=親)を楽(らく)にする」を実際にやってもらう方法。

そして、Bは、「傍(はた)を楽(らく)にする」ために、自分をどんどん成長させていくこと。

Bのイメージは、こんな感じです。成長をすればするほど、Aの領域が増える。

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報酬型お小遣い制の成果

この報酬型お小遣い制は発達途上です。3ヶ月経ち、試行錯誤した結果、

ゴールである

「はたらく」=「傍を楽にする(誰かをHAPPYにする)」ことを、"リアル"に自分ゴトとして体験している状態。

は、着々と進行しています。お小遣いを渡すたびに、「本当にありがとう!お母さん、とっても嬉しい!」と少々オーバーリアクション気味にHAPPYの気持ちを伝えています。

では、(願わくば、そこから、「はたらく」を理解し、意識できるようになっている状態。)は、どうでしょうか。恐らく、息子の中で「理解」のフェーズに進んでいるのではないか、と感じるエピソードがあるので、ここでご紹介します。

先日、仮面ライダーが大好きな息子が、仮面ライダーを知らないお友達に「仮面ライダーってどんな仕事なの?」と聞かれた場面がありました。その際、息子が答えたこと。それは

👨「人をHAPPYにする仕事だよ」

だったのです。仮面ライダーは、人をHAPPYにするためにはたらいている、と理解している気がして、嬉しくなりました。もちろん、お小遣い制だけの効果ではないかもしれませんが…

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※仮面ライダーの皆様、いつもご苦労様です!

その他、付随的に嬉しかったこととしては、

・お小遣い項目である「倒立の練習」を2週間毎日続けたら、三転倒立ができるようになった。

・宿題を毎日続けていたら、保育園で「この1か月くらいで、急に集中力がUPしたと思います。」と先生に言われるようになった(息子は、集中しない子代表だった(笑))

・手伝ってくれて、本気で助かっているし、向き合う時間が増えた(基本、帰宅後は携帯を触る時間が減った)

のような効果はもう出ているなあ、と思います。とにかく楽しい。

成功ポイントは、3つ。

成果が少し見えてきた理由として、誰でもマネできるような成功ポイント(KFS=Key Factor for Success)を抽出しようと、今回振り返りをしました。

正直、設計した時に意図したものと意図していないものはありますが、試行錯誤する中で、頭の隅にあったことがうまくお小遣い制に反映できたのかもしれないと思い、紹介します。もし、報酬制お小遣い制度をご自身の家庭でも取り入れたいという方は、是非、以下の3つを設計に組み込んでみてください。お小遣い制の肝は「継続的な運用」であり、この3つを踏襲するだけで、だいぶ違うと思います。

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①ゴールデンサークル

これは、2009年にSimon Sinek(サイモン・シネック)さんという方が、「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」ということをテーマにした「TED TALKS」の中で提唱された理論です。"I have a dream.(私には夢がある)"で非暴力を訴えたキング牧師がなぜあれだけの大衆の心を動かし行動させたのか、なぜ資金のないライト兄弟が飛行機を世界で一番初めに飛ばせることができたのか、そしてなぜアップル社はiPhoneという今までにない商品を世界中の人に届けることができたのか、などを例に「なぜ?」が大事だという話をされています。

先ほど、「意識の前に行動が大事」という話をしたように、わたしは息子に「行動」してほしい、と思っています。Simonさんの話は、人が動く時は、「Why:なぜ」に納得共感したとき。その上で「How:どうやって」「What:何を」を伝えるべきとのこと。確かに子供は「なぜなぜ」星人かというくらい、「なんでやるの?」「なんでこうなるの?」と質問してきます。人間の本質は「なんで」につまっているのかもしれません。

今回も、まずは、とにかく、スタートさせないといけない。なので、ゴールデンサークルにのっとって、WHYを息子にやんわ~り伝えることで、自分(そして、あわよくば息子)へのブーストとしました。

👩「しゅうがおもちゃが欲しいとき、お金で買うよね。お金は、お母さんが働いてもらってるんだよ。働いてもらったお金で、しゅうが今食べてるごはんとか、しゅうが欲しいおもちゃとか、おやつとかを買ってる。でも、働いたら、なんでお金がもらえると思う?その人の大事なお金、もらえるのは、その人がハッピーだから、お金くれるんだよ。だから、お母さんは毎日誰かをハッピーにするために、お仕事行くんだよ」
こんな感じ。 

これは、親の覚悟スイッチONのためでもありますね。「なぜ報酬型お小遣いを私は始めるのか」という確認です。

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②スモールスタート

初めから、すんごい大きいものは期待しない。とにかく、「続ける」ことを意識して、「ぼく、できたよ!」をドヤ顔で言わせる作戦にしました。

例えば、お弁当箱をキッチンに出す、とか、朝脱いだものをランドリーボックスに入れるとか、もう、すぐにできるようなものから始めます。しかも1個とか2個のタスクから。(うちは、「A. 親を助けられたら10円」だけから始めました)
いつも「朝、パジャマ脱いだら入れてよ!」と言っているものをお小遣い制にすることで、「まあ、面倒だけど、お金がもらえるならやろう」って思ってくれるといいな。と。

ちなみに、我が家は、スモールスタートを、始めから設計に入れていたわけではないことをここに告白します…。スモールスタートが重要であることは、2週間ほど経ってから気づきました。
当初、「お風呂を洗ったら30円」等、難易度を変えたお手伝い項目も作ったのですが、息子本人は、難しくてできないし、できないからやりたくない(笑) なので、結局「簡単」かつ「できるからやってあげてもいい」項目が残った、というわけです。子供も、小さな成功体験大事なんだな、と思いました。。。なので、結局難しいものはやらなくても声がけせず、まずはひたすら「できる」ことばかりをやってもらったのです。

③反発期・不安定期・倦怠期

最後に、継続するためのポイントをお伝えします。
それが、反発期、不安定期、倦怠期です。
これは、人間がなにかを習慣化するまでの3段階ハードルと呼ばれています。

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⑴反発期・・・とにかくやりたくない。新しいことを始めるのは労力がいる。やめようかな。

⑵不安定期・・・やりたくないわけじゃないけど、できない理由がある。できないから、続けられないな。

⑶倦怠期・・・とにかく、「飽・き・た・・・」。やりたくないわけじゃないし、できるんだけど、もっと楽しいこと他にあるだろう。

これも、息子の報酬制お小遣い型導入から今までの変化を見てみても、その通りの順番をたどったなあと思います。

まずは始めるのに工夫をしまくったし、
やれるようになったら「疲れた」が口癖になってきたことに対して工夫したし、
段々「今日は違うことしたい」と言うようになったし・・・。
人間の行動学は本当にすごい。子供でもこの3つの壁があるように見えます。

⑴開始のハードル~反抗期~ゴールデンサークルとスモールスタート

まず、反抗期に関しては、上記の①ゴールデンサークル②スモールスタートで何とか乗り越えることができました。

始めてみたものの、歯切れが悪いというか、そんなに好調スターとが切れたわけではなかったので、試行錯誤した結果、この二つが始めからできていれば、いい感じで始められたのではないかと思います。

⑵継続のハードル~不安定期~観察し、寄り添い、応援する

大人と一緒で子供も習慣化は難しいというのが、今も尚課題であり、今回大きく実感したことです。

息子も3日目くらいから、既に率先してやらなくなりました。

聞いてみると「今日は疲れたからやりたくない」とか「今日はお友達にお手紙書きたい」とか言います。今思うと、習慣化のハードル②不安定期です。

なので、まずは、私も一緒にやってみました。
“お弁当をキッチンに出す”なら、 
“鞄のところに一緒に行って”
“鞄を一緒に開けて”
👩「わ!全部食べたの?キッチンまで一緒に持っていこっか!」と”一緒にキッチンまで行って”
“お弁当袋やおてふきとお弁当箱やお箸入れを一緒に分けて”
“お弁当袋とお手拭きのタオルだけランドリーボックスに持っていく”。
とにかく、一つずつの行動を一緒に起こしました。保育園の間、親に甘えたい気持ちがあるのだと思います。一緒にやると、すごく喜んでやってくれました。

しかも、"帰宅したらすぐ必ず"という同じタイミングでの行動を毎日毎日繰り返す
とにかく、毎日毎日。何回も言わせないでー!と心の中で思いながらも、踏ん張りました。すると、帰宅したら思い出すようになったのか、
👦「おかあさん!おべんとう、だしたら10えんだよね!」と、自分で聞いてくるようになったのです(嬉涙)

始めて10日目くらいから、息子にコインボックスを渡しました。それまで、ただの透明な袋に入れていたので、管理が面倒だ、というのが理由です。でも、コインボックスを導入してから、思わぬ効果が。それは、
👦「なんえん、たまったかな?」

と、増える楽しみが増えたこと。

👦「いま、10えんが10まいだよ!あとなんかい10えんが10まいになったら、ニンテンドースイッチかえる?」

みたいな、ゴールに向かって進んでいく感覚を楽しむのも増えたのです。(スイッチには気が遠くなるほど、道は長いが…)確かに、よく考えると、コインケースを導入するまで、何円貯まったかなんて会話に出てこなくて、本人も増える楽しみは感じていなかったよう。それが、10円をもらえる楽しみや褒めてもらえる喜び、に加えて、増えていく楽しみ、も増えたことが良かったのかなあ、と思います。

⑶-1. 継続のハードル~倦怠期~項目を増やし変化を与える

3週間くらい続けてると、だんだんお金いらないからやりたくない、という日が増えてくる(笑)

👩「お弁当で10円ゲットしないのー?」って聞いても、
👦「えー、ねむい。きょうはつかれた」
との返事(笑)

「なに、疲れてんだよ、5歳児!(笑)」というわたしの心の声は無視する。

そこで、新たな項目を追加。

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「B. 自分を高められたら10円」も含めて、全部で8項目にしました。

これもとってもスモールスタート。保育園からの宿題、とか、ストレッチ、とか。「宿題とかお金じゃなくてもやってよー」というわたしの心の声も無視。とにかくやってみて、習慣化できると、きっと、自分の成長で人をハッピーにできる領域が広がった、と気づく日が来るはず❤️

⑶-2. 継続のハードル~倦怠期~買い物をしてみる

貯まってきたら、一緒にお買い物してる時の「これ、欲しい」に対して、「だめー、買えないよー」じゃなくて、「10円が30まいいるけど、買ってみる?」と聞いてみました。

すると、子供なりに悩むんです。

「これ、10円が何枚?」

「これは何枚?」

と、1時間ほどかけて、おもちゃやさんをくまなく散策し、お財布と相談します。

うちの子は、慎重なので、
「うーん、、、やめとく」が多いですが、
意外に身銭を切るとなるといらないものが多い笑


先日はビックカメラのおもちゃコーナーに行ってみたのですが、
おもちゃなんて、安くて1000円くらいからしかなくて、自分のお金では欲しいものが買えないとなにも買わずに帰ってきました。

でも、別の日に行った100均では、一つ買ってみる経験もしています。

「なんで、そんなしょーもないもの買うねん」というわたしの心の声は、またもや無視しました!

そんなことを繰り返しながら、本当にお金で買ったり買わなかったり、買ってみたけどがっかりしたりして、お金の価値や感覚を養っていければいいなと思います。

最後に

わたしも、息子の未来を予想できるような聡明な親かと言われたら、自信がありません。でも、今は「このレールに乗って走っていけば人生、一生安泰だ」という「正解」がない時代に突入していることだけはわかります。

まだまだ、想定できなかった課題もこれから出てくるはずです。だから、アジャイル式(やってみて、ダメならまた違う方法を試して、常に改善し、より良いものを目指す方法)で、よりよくしていく予定です。

だって、正解は自分達で見つけていくものだから。

例えば、お小遣い制度を広げていって、貯めたお金を自分のためだけに使うのではなく、誰かを喜ばせるようなプレゼントを買ってみたり、目標を設定して、計画的に貯めていたり、あとは、カフェか何かで家庭内起業をしてもらって仕入れとものつくりでビジネスをしてもらったり…等、いつかは挑戦させたいなあ、と思っています。その時は来たら、noteでまた報告させてください。

こうやって、母として、わたしの苦悩は日々続きます。

でも、わたしがやってる小さなことが、ちょっとだけ、息子の将来をよくできるといいな、と思いながら、楽しんでやっているのも事実です。もちろん、報酬型お小遣い制は結局、⚪︎なのか、×なのか・・・結果が出るのはもう少し先、10年後?20年後?かもしれません。でも、お小遣い制度を始めるだけ始めて放置せず、これからも向き合って、彼の成長と共に改善し、彼の環境と共に修正しながら、進めていくつもりです。

正直、報酬型お小遣い制反対派もいるとは思います。

(丁度、このnoteを書いている時に、この記事がtwitterに流れてきました https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00128/00042/ )
一つ一つの家庭で、こどもと接する際の親としてのゴールや目的、考え方も違うのは当たり前のこと。

ゴールへ進むために、今は親である私が先導する形で道を選んではいますが、これから先の未来、柔軟に、そして、息子がもっと大きくなったら叱ったりフィードバックしたりしてもらいながら、親子で試行錯誤しながら、生きていきたいなと思っています。

長文、お読みいただき、ありがとうございました。


こんな記事も書いているので、良ければご覧ください。(これまでにnoteでは5万PV+https://laundrybox.jp/ さんでは、23.5万PV超えとのこと…ありがたくも、恐れ多い数字!)

【後記】引用して下さった嬉しい反応

こんな反応を頂けるものと思わず、とても嬉しいです。

ありがとうございます。

■Y・Cohiba様

親御さんが、年齢一桁だろうと早いうちから「部分的に」子ども扱いせずに接していると、子供の将来の姿は大きく変化することがわかる。

■スズタユウキ様

「小さな子どもたちに”試合前のお辞儀には、相手に敬意を払う意味があるんだよ”と説明しても全く伝わらない。とにかく”先生のマネをしてごらん!”と遊び感覚でも良いのでまずはお辞儀をしてもらう。そしてしばらくして”みんなこれお辞儀って言うんだけど、これってどんな理由があると思う?”と後から考えてもらう。武道の心構えを最初に理解させることも大事だけど、私は別に逆でも良いんじゃないかな。」

<番外編>5歳児に「スケジュール管理」を導入し、3ヶ月経った結果、人生ですんごく大切なことに気づいた。

(※追記 2020年6月9日)

お金だけでなく、時間の大切さも一緒に考えました。ご参考までに^^


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