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#8 足と脚と全身の親密なカンケイ

人間の“足“がいかにしっかりした強固な構造をしているか
それによっていかに私達の身体は守られているか
お話してきました。

今度は“脚“のお話です。

一応
“足“とは足首より下の部分のこと
“脚“太ももの付け根から足首までのことを指します(図①)

🦶ミルキングアクション

人の身体は心臓が新鮮な酸素や栄養素を含んだ血液を動脈を通して全身へ送り出し、帰りは二酸化炭素や要らない老廃物なんかを静脈を通して心臓へ戻します。

脚も同様で図②のように足先へ送り出した血液はいずれ心臓へ戻ります。

この際、心臓はポンプの役割を果たし、送り出したり吸い上げたりするのですが、実は心臓だけでは十分ではありません。

送るときは重力の力も助けてくれるので易いのですが、
足先から心臓へ戻すのに重力に逆らう形になるのでこれがなかなか大変!

これを手助けしてくれるのが筋肉です。
血管自体は動くことは出来ないので、筋肉が血管周りを押して戻してくれます。
これをミルキングアクションなんて言ったりします。

ミルキングアクション

牛の乳搾りになぞらえています。
血管を周りの筋肉が乳搾りのように中の血管を押し出して
足先の血液も心臓へ戻してくれます。(図3)

それには歩くという動作が必要になります。
世の中が「歩け歩け」言うのはそういうことですw

そしてその筋肉が硬いと当然この作用は働かなくなります!
そしてむくんだり、静脈瘤が出来たり、血栓が出来たりします!
そして歩けなくなったり、血栓が心臓にとんで死に至ることもあります!(図4)

生まれたてのふくらはぎはぷにゅぷにゅと柔らかですよね(*´ω`*)
立って歩いて走るようになって筋肉が育っていきます。
そんな出来立ての子どもの筋肉は柔らかくミルキングしまくりです!

全身に血液を運ぶことは全身の健康に不可欠です!
脳の成長にも不可欠!

沢山遊んで柔軟な筋肉を育ててあげてくださいね。

そうです!脚って大事なんです!足って大事なんです!!