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【感想】2023秋ドラマの話

はー、ようやく追っていたドラマが一区切りついた!
ということで今期分のまとめ感想をば。

ドラマ終了期がかなりばらけたことで、いつもメモしているTVerお気に入り数部分のスクショを撮りそびれたものが続出したので、大した情報でもないし今回は割愛。

とりあえず、完走できたドラマに関して、毎度のごとくツラツラ書いております。
基本的に自分用の備忘録のつもりなので、暇つぶしに流し読み推奨です。

では、いざ。


マイ・セカンド・アオハル

火曜22時枠

初めの方は、「学ぶ機会」と「それに伴う金銭問題」があまりにも押し出されすぎて、そんな問題がドラマでこんなにポップに描かれてたまるか!と言う気持ちになっていた。
しかし、重たい問題を重くしすぎないキャラクター性が、広瀬アリスさん演じる「白玉佐弥子」にはあった。おかげで救われた。この件に関しては、キャスティングがいい仕事をしていたと思う。アリスさんが可愛すぎる、良い!
また、よくある「結婚ゴール」にしなかったあたりに、時代を感じた。あれで結婚ハッピーエンドだったら、物足りなかったと思う。最終、道枝くんと広瀬さんの人間性ありきのドラマだったなあという印象。二人のコミカルなやり取りが見ていて楽しかった!

とりあえず、あんなに見た目が良くて才能があって、一途に「結婚しよう」を言い続けてくれる存在が、この世で一番のファンタジーだってこと!笑


いちばんすきな花

木曜22時枠

何を隠そう、今期一番真剣に楽しむことができたドラマが、これ!

考察やら詳細の感想は、うまく自分の中で整理がついたら書くかもしれないけれど、「考えること」が多くて「感じること」も多かった。多分そういう人に向けて書かれた脚本で、ドラマだったのだと思う。私にはかなりしっかりと刺さった。

「一人・二人・三人・四人」、「自分とみんな」、「あっち側とこっち側」…毎回見終わるたびに、物を言うのも忘れて数分は考え込んだ。受け取り手の感性次第で、抱く感想の深度に差の出るドラマだったように思う。

クアトロ主演も面白かったな、一つの出来事を多角的に見る体験をしながら進むストーリー展開が、新鮮でそれも良かった。何をおいても脚本が良すぎた。劇中のセリフが、いちいち刺さるものばかりで最終回はもうずっと泣いていた。生方美久さん、覚えたぞ…!
間違いなく、最初から最後まで「思考する面白いドラマ」だった!記憶が朧げになった頃に、もう一度観てみたい。

本当に本当にに観られてよかった!


ハイエナ

金曜20時枠

篠原涼子さんが、ひたすら格好いいドラマだった。
この人は本当にこういう「一見強いけれど脆いところもある女」の役が上手いなあ!山崎育三郎さんのカタブツっぷりも、らしくて良かった。サブキャラもそれぞれに立っていて、中尾明慶さんと八木勇征さんの、少し砕けた先輩後輩のような関係が微笑ましかった。
話の展開や背景自体は、そんなに突飛なものではなかった分、シリアスなシーンなども捻くれずに見ることができた。
何はともあれ、弁護士って、かっこいいねえ…!(浅すぎる感想)


フェルマーの料理

金曜22時枠

一応最後までは観たのだけど、途中追いきれなかった回があって惜しいことをした。ものすごく頭の悪い感想になるのだけれど、料理がひたすら美味しそうだった…!プロの慣習が付いてたはず、さすがだ。
料理がテーマということで、もちろん調理するシーンがたくさんあったのだけれど、俳優さんたちが各々かなり努力をされていたなと思う。何かを切るとか焼くとか、ただそれだけだとしても、説得力のある技術を見ることができて、ストーリーに集中できてありがたかった。私は、え、そこそんなことある…?みたいな、些細な一挙手一投足に躓きやすいので。
それにしても、主演のお二人のコック姿、格好良かったなあ!ちょくちょく挟まれる「数学」に関する表現の仕方がCGでなされていたの、今週はどうなるんだろうと興味深く見守っていた。ニッチな楽しみ方。笑


きのう何食べた?

金曜24時枠

シーズン2の今期も、安心安定で、疲れた日の夜にゆったり観たいようなドラマだった。人を想う気持ちに、「年齢」とか「性別」とか本当に関係ないんだよなあって、見終わるたびに優しい気持ちになれる。シロさんもケンジも、本当に魅力的で素敵な人たちだ。
今シーズンは、それぞれが仕事の面でまた一つ階段を上がるような出来事があったわけだけれど、それでもなお「日常は続いていく」という、いわば「当たり前」を丁寧に見守るような気持ちになった。
シロさんもケンジも、幻想ではない。この世界にはリアルに彼らのような人が、今日も彼らの日常を生きている。守られるべき「普通」を、特筆することなく本当に「普通」と思える世の中であれ、と真剣に思う。
とりあえず…今期もシロさんの作るご飯は、どれも美味しそうだったなあ!


たとえあなたを忘れても

日曜22時枠

音楽が良かった。このドラマについて、取り急ぎ述べるならばその一点に尽きる。劇中に流れるBGM系も、主題歌もとても良かった。
ストーリー云々に関しては、私にはハマらなかった。事情があって記憶を失くした主人公と、それを自己犠牲の上でフォローして回る幼馴染。そこに突然介入してくる絵に描いたような「何か大変そうで何か可哀想な女性」のお話だった。美璃(先述した女性)の、無自覚な傲慢さが私には理解できなかった…。

何よりも、放送前にTwitter(現X)に投稿される「製作陣のお気持ち表明」があった点が残念だった。ここを見てください!そこが大変だったんです!あれが良かったんです!が、私にはかなりノイズだった。やかましいやい!ドラマくらい好きに観せろやい!感動を押し売りされているような違和感。
頼んでないのに「ね?ここ感動するでしょう」と隣に座って、解説を垂れ流されているような煩わしさ。ひねくれ者の私は、それがかなり嫌だった。もはや見かけるたびにミュートかけちゃうくらいだった。似たような感想を持っている人をたくさん見かけたから、あれはちょっと悪手だったのではないかなと思う。知らんけど。
そんなわけで、萩原利久さんが関西弁を頑張っていたなあということしか、もはや記憶にない。


上記に追加で少し覗いたのが

推しが上司になりまして

水曜24時半枠

推し活を齧り出した身として、「推しへの考え方、スタンス」に、毎度わかるぅ〜!となっていた。そんなことあるかい!なんて無粋なことは言わずに、それこそファンタジーとして割り切って、気楽に楽しく観ることができたドラマだった。
鈴木愛理さん、かわいいなあ!主題歌を歌っているのが、本人さんと気づくまで少しラグがあったので、知ったときは少し衝撃を受けた。そうだったのか!
少し調べたら、ハロプロ所属とのこと。さすがだ。歌も上手で可愛くて、何なら「推される側」の人間である彼女が、「推す側」を演じるというあたりが興味深くて面白かった。どんな気持ちで演じていたんだろう…?

何を置いても、ひたすら「鈴木愛理」がかわいいドラマだった!


脱落してしまったのは、「パリピ孔明」。

漫画原作だし、もう始まる前から「何でやねん」「どないやねん」展開になることは想像できていたのだけど、あまりにもその上をいく「何やそれ」展開になってきてついていけなくなってしまった。
生半可、原作を知っていたせいで集中できなかったような気もする。
このドラマに関しては、演出や展開が私の想像力のキャパシティを超えてしまっただけで、ドラマそのものは悪くないはず。これは完全に、受け取り手の問題だ。

──ということで、ざっくり今期のドラマの感想でした!

次は何を観ようかなー。
ぼちぼち解禁されている情報を片手に、ウキウキとしている私です。ドラマは、やっぱり楽しいなあ!

ちなみに、観始める前の記事はこちら↓

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