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【エッセイ】クジラが好きだという話

最近日記多めで、感性のアウトプットを制作の方に全振りしていたので、何となく自分の言葉の輪郭がぼやけて見える。

ということで、ここらで一旦落ち着くために、頭の中のアウトプット練習を兼ねて、突然だけど自分の好きなものについて語ってみようと思う。

タイトルにもあるように、私は「クジラ」が好きだ。

そもそも、海に生きる大きな海洋生物が好きなので、類は違えどジンベエザメも大好きなのだけれど、クジラは特に好きだ。

クジラも私も同じ、哺乳類だからね!
それはつまり、大きく見ると私もクジラということになる!(ならない)


冗談はさておき。

「クジラ」とひと口に言っても、ざっくり「ハクジラ」と「ヒゲクジラ」の二種類がいる。

その昔、「イルカとクジラの境目は、その体のサイズ差によるもの」と知ったとき、その分類の仕方の大らかさに、またいっそう惚れ込んだ。

クジラ目に属する哺乳類のうち、大人の全長が4mより小さいものが「イルカ」と呼ばれ、大きいものが「クジラ」と呼ばれる。 つまり、イルカとクジラを分けるのは大きさの違いであり、はっきりとした基準があるわけではない。

緑のgoo参照

つまりイルカは、その体の大きささえ満たせばクジラになる。
結果的な話にはなるが、イルカがクジラを産むこともあるし、クジラがイルカを産むこともあるってこと…。

何それめちゃくちゃ自由!

ちなみにイルカにはもちろん歯があるので、クジラはクジラでも「ハクジラ」というくくりになる。
さらに、くくりで言うとシャチもハクジラ目に分類される。

以下「いらすとや」さんより画像を拝借。

こちらがいわゆる、ハクジラ。
そしてこちらがヒゲクジラ。

私は特にヒゲクジラが好きだ。あのいかにも「クジラ」というフォルムがいい。

ヒゲクジラは、ご飯の食べ方もいい。

海水ごとバクーっと口に含んで、いわゆる「ヒゲ」の隙間から海水だけ吐き出し、プランクトンなどをこしとって食べる。

何それ大らかすぎ!絶対海水もちょっと飲んでる!

ついでに言うと、ハクジラはヒゲクジラと違って、魚などを食すわけだけれど、その「歯」も決して噛み付いて咀嚼するためにあるわけではないらしい。

いつか調べた淡い記憶ではあるが、「口中に入った魚を逃がさないために、ハクジラの歯はある」ようなのだ。

何それ本当に素敵!

(ただし、ハクジラ最大と言われている、マッコウクジラなどはイカ等を主食とするため、ハクジラの中にもしっかり噛みつくための歯を持つものもいることは、ここに言い添えておく。)


つまりクジラたち、特にヒゲクジラは「攻撃する術」を持たない。

それなのに、仲間のピンチなどにはその大きな体を使い知恵を使って、お互い守りあって助け合って生きている…。

海のギャングと言われるシャチは、噛みつくための歯を持っているので、クジラでくくると同じ仲間ではあるが、私の好きな「クジラ」の中でいうと、また別な生き物という認識が強くなる。

場合によって、シャチは群をなし自分よりずっと体の大きなクジラを襲うこともあるという。

「クジラ」と名はついているが、マッコウクジラもまた然り。

イメージで言うなら、類を超えた説明になるが、ホオジロザメとジンベエザメくらいの違いが、ハクジラとヒゲクジラの間にはあるわけだ。

同じ「クジラ」のくくりにいても、ヒゲクジラたちほど大人しく、温厚で平和なクジラはいない。

ヒゲクジラたちは、体が大きいことそのものが、一番の武器になり得るわけだ。

何それかっこよすぎる!

この地球上で一番大きい生き物として、名を馳せているのが「シロナガスクジラ」。

私の大好きな「ヒゲクジラ」でかつ、地球上で最大…!
もう本当に、ロマンしかない。


ああ、コミュニケーションの取り方が、いわゆる「音」というところも好きなんだよなあ。

よく聞く、「クジラの歌」というものだ。

シロナガスクジラは、別個体とコミュニケーションを取るために歌っているような音を出す。時に求愛や、餌を探すために探知機のような仕事もする、クジラの歌。

海中によく響く音で、100km以上離れた遠い場所にいる仲間とコミュニケーションを取ることができる…!

想像だけで、本当にたまらない気持ちになる。

約一年の妊娠期間を経て、たった一頭だけ子どもを産むところも、何だか人間という種から見て親近感が湧いて良い。

つまるところ、もう「クジラ」、特にヒゲクジラのような大きなものたちは、何もかもが私にとってドツボなのだ。

日本近辺のホエールウォッチングで観測しやすいのは、シロナガスクジラよりもう一回り小さい「ザトウクジラ」かな。

死ぬまでに一度でいいから、生きて海を泳ぐヒゲクジラを見て見たいなあと思っているし、これの実行は私の人生の生きる目的の一つでもある。たいそうな…!


シロナガスクジラを筆頭に、大きくて優しくて、温和で平和なヒゲクジラたちが、私はただただ好きだ。

生まれ変わったら、絶対にクジラになりたいくらいだ!

放っておいたら、二千字以上クジラについて語っていた。
四年に一度の、貴重な(?)うるう年の2/29なのに…!

ここまで書いて、「好きなものについて語ることは、精神衛生的にかなり良いことだなあ」などとぼんやり思う。

頭の中を、好きなものへの思考だけでいっぱいにするのは楽しい!

それでいうと、日常的に文章のことを考えているのも、私自身にとっては良いことなんだよなあ…。

そんなことを思いつつ、またぼちぼち「クジラ」についても勉強をし直したいなと思うのであった!ああ楽しかった!

〜以降参考ページ〜
ホンシェルジュ「5分でわかるシロナガスクジラの生態!!」

国立科学博物館「マッコウクジラ 海棲哺乳類データベース」

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