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家事が面倒だと思う 40代男性へ

大阪府高槻市での夫婦関係修復専門
カウンセラー行政書士の木下雅子です。

主業務は「夫婦関係修復カウンセリング」。
幸せなご夫婦、幸せなご家族を世に増やすため、日々活動しております。


結婚すれば、配偶者と所帯を持つことになります。

両親の子という立場を離れて、夫または妻という立場になるのですね。

新しい家族は、配偶者と未来に生まれるであろう子どもということになります。

とはいえ、結婚した途端に、夫または妻としての自覚が備わるわけではありません。

配偶者との新しい家で、仕事も家事も、夫婦で協力していくことになります。

結婚は、ゴールではなくスタートなのです。

どのような家庭を作っていくかは、結婚前にたくさん話し合ったでしょうが、これからは以前にも増して、夫婦間での意見の擦り合わせが重要になります。

仕事と家庭の両立。
家事の割合と分担。
お金のこと。
休みの日の過ごし方。
子どものこと。

今回は、家事に絞って お話しさせていただきます。


男性にとって、多かれ少なかれ、家事は負担だと思っておられることでしょう。

できれば、仕事だけに集中したい。

でも、妻も働くのが当然となっている時代、そうも言っていられません。

家事をする人がいなければ、家庭が回らないからです。


40代男性の親御さんの世代では、母親は専業主婦が当たり前でした。

多くの人は家庭のモデルが両親なので、家事や育児は女性の仕事だと思っていても不思議ではありません。

自分の妻が働いていても、

「要領のいい妻なら、仕事と家事は両立できるだろう」
「家事は、妻が時間のある時にやればいい」
「家事に、特別なスキルは必要ではない」
「俺の方が、稼ぎがいいから」

この令和の世になっても、このように考えている男性が少なからず存在しています。

また「できることは、手伝うよ」と言いながら、たまにゴミ捨てや皿洗いなどをしただけで「やってやった感」全開の夫もいるようです。


私はカウンセラー行政書士として、男性側 女性側、両方の立場のご意見を聞く立場にありますが、どちらが良い悪いではなく、夫と妻とでは捉え方が全く違うと実感しています。

男性には、
「あなたは、家事全体の何パーセントくらいを担当していると思っていますか?」

女性には、
「あなたの旦那さんは、家事全体の何パーセントくらいをしてくれていますか?」

と、お聞きします。

すると、
男性は「20~30パーセント」
女性は「3~5パーセント」
という答えが、一番多いのです。

夫としては2~3割の家事を担っていると考えているのに対し、妻は3~5パーセントしか、夫に やってもらっていないと思っている。

認識に開きがありますね。

つまり、夫は 家事はできる限り「手伝っている」という感覚に対し、妻は「それくらい やったからといって、威張らないで!」という本音が見え隠れします。

夫は、家事については、あくまでも自分は「手伝う側」であって、家事の主体は妻である。
だからできることはやるけれど、後は妻がフォローしてくれ。
俺には仕事があるのだからという気持ちなのでしょう。

でも、妻も仕事をしています。

仮に 夫の方が、収入が高かったとしても、働いている時間に差はないでしょう。

妻の仕事が時短勤務であったとしても、家事をする時間と手間を考慮して、在宅やパートを選ばざるを得ないのかもしれません。


それなのに、夫が

「俺は、責任のある仕事をしている」
「家事は、妻ができる時に まとめてすればいい」
「家事は、誰にでもできることだから」

などと考え、家事の大半を担ってくれる妻に「家事は妻がやって当然」という空気感を出し、感謝の気持ちも伝えないでいるとしたら、妻の夫に対する愛が冷めていくのは時間の問題でしょう。


夫たちは「(家事を)妻がやって当然とは思っていない。感謝している」と言います。

でも、その気持ちを言葉で伝えていないとしたら、感謝の思いは伝わりません。

妻は

「夫にとって、私は家政婦でしかないのか」
「子どもが成長するまでは仕方ない」
「夫が定年までは仕方ない」

と考え、子どもの成長や夫の定年に向けて せっせと離婚の準備を整え、時期が来れば 夫に離婚を切り出すということになりかねません。


ある意味、家事は面倒なものです。

やらずに済むのなら、本当は やりたくはない。

それは、夫も妻も同じなのです。

だから、家事の負担をできる限り減らせるように工夫した方がいいですね。

共稼ぎ家庭にとって、時短家電は必需品です。

食器洗浄乾燥機、自動洗濯乾燥機、ルンバの購入は当然。

初期費用はかかりますが、一度購入すれば 文句も言わず操作通りに働いてくれるのが、家電の良いところです。

お料理の時間短縮のために、食材の宅配サービスや調理家電を検討するのもいいですね。

外食ばかりでは偏りますし、毎日毎食というわけにはいきません。

家で美味しいご飯が食べられるなら、その方が嬉しいでしょう。

自分たちの好みの味や量に調整できますし。

毎日の食事が用意され、部屋が片付き、お風呂が沸いているのは、決して当たり前のことではないのです。


仕事がお休みの日に、あなたは何をしていますか?

新聞を読んでいる?
趣味のゲームをしている?
ゆっくり寝ている?

よろしければ、平日と同じ時間に起き、奥さまが どれほどのことをしてくれているか、観察してみてはいかがでしょうか?

きっと、あなたの想像以上の働きをしてくれているに違いありません。

それを、
「妻なのだから、当然」だと思うのか?

「いつも、家のことをしてくれて、ありがとう」と伝えるのか?

それは、あなたの選択です。

その選択が、ご夫婦の未来を決めるかもしれません。


ここまで読んでくださった あなたのご家庭の今がどのような状態であろうとも、今後のご夫婦の関係が良くなっていかれるよう 応援いたしております!

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