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仕事が忙しく、家庭が後回しになっている40代男性へ

大阪府高槻市での夫婦関係修復専門
カウンセラー行政書士の木下雅子です。

主業務は「夫婦関係修復カウンセリング」。
幸せなご夫婦、幸せなご家族を世に増やすため、日々活動しております。

前回までのnoteで、協議離婚原因となる三要素をお伝えさせていただきました。

私たちは、幸せになるために生まれてきました。

私たちの両親は、我が子が幸せになることを願って、この世に送り出してくれたのです。

だから、両親の思いに応えるためにも、私たちは幸せにならなければなりません。

幸せになることは、義務なのですね。

私たちは、生まれながらにして「欲求」を持っています。

健康でありたい。
愛に満たされた人生を送りたい。
仕事で成功したい。
経済的にも精神的にも自由でありたい。
楽しんで生きたい。

もちろん、欲求に大小はあります。

一般的に、男性は仕事で成功したいという欲求が高く、女性は幸せな家庭を築きたいという欲求が高い人が多いように思います。
近年は、女性でもバリバリ仕事をしている人も多いので、あくまでも主観ですが。

仕事に打ち込みたい男性と、家庭を第一にしてほしい女性。

この二人が夫婦だとすると、特に仕事が忙しい30~40代の時期に どのようなことが起きるか、簡単に想像できますね。

夫「俺は仕事が忙しいんだ。家のことは任せた」

妻「さっさと仕事が終わらせて帰って来てって、言っているでしょう!!」

夫「できる範囲で(家事も子育ても)手伝っている!」

妻「手伝う?! 当事者意識はないの?!」

今 この瞬間も、どこかの家庭で このような会話がされていることでしょう。

30代、40代は、子育てと仕事で働き盛りの時期が重なるのです。

子どもが小さい時期は、時間がいくらあっても足りないくらい。

そして、手も足りないのです。

夫が休みの日に手伝ってもらおうとしても、夫が休日出勤してしまう。

その時の絶望たるや……。


とはいえ、夫の立場もわかります。

職場では責任ある仕事を任され、勤務時間だけでなく、家に帰ってからも頭の中は仕事のことばかり。

家事や子育ては、できれば妻に任せて、自分は仕事に集中したい。

収入を増やすことが妻子のためにもなるのだから。

そのように考えて、仕事を頑張れば頑張るほど、妻子の心は 夫から離れていく。

よくあるパターンですね。

子どもが父親を求める時期は、限られています。

子どもが小さい時期は どのようにかかわっていいかわからないから、大きくなってから かかわろうと思っていたのかもしれません。

でも、子どもが思春期に入ってから父親がかかわろうとしても、子どもが父親を「ウザい」としか思わないでしょう。

信頼関係は、血が繋がっているからとか、お金を出しているからだけで築けるものではないのです。

子どもが物心つく前からの、積み重ねなのですね。

思春期の子どもに邪険にされるからといって、妻に橋渡し役を頼みたいと思ったとしても、妻も既に夫には愛想を尽かしている……。

子どもが自分にそっけない態度をとるのは、妻のしつけが なっていないからだ。

誰のおかげで、今まで生活してこれたと思っているのか。

俺が稼いでいたからじゃないか。

感謝しろよ!

夫、父親の立場として、そのように考えてしまう気持ちも、十分にわかります。


が、残念ながら、奥さんやお子さんが どう考えるかは、奥さんやお子さんが決めることです。

感謝を強要することはできません。

感謝は押し付けるものではなく、自然に湧き上がってくるものだからです。

お子さんが父親をウザがっているのは、何年も前から気づいていませんでしたか?

気づいていながら、
「俺は、仕事で忙しいのだから」
「家のことは、妻に任せている」
「俺が働かないと生活できないことは、家族だって理解しているはず」
「困ったことがあれば、相談してくるだろう」
「いつか、わかってくれる」

そのように考えて、家族の心が離れていくのを見て見ぬふりをしていたのではないでしょうか?

もしかしたら、いつから このような状態になっていったのか思い出せないほど、少しずつ問題が表面化していったのかもしれません。

とはいえ、手遅れではありません。

人は、いつからでも どこからでも、良くなることはできるのです。


特に、定年まで10年以上が残されている状態、つまり40代なら、夫婦関係や親子関係を修復することができる可能性は高いです。

なぜ、40代なのか?

40代だと物事の分別がついており、今までの人生で積み上げてきたものが多いからです。

つまり、離婚したとしたら、それらをすべて捨てなければなりません。

離婚するにしても修復するにしても、多大なエネルギーが必要です。

だとしたら、修復する方に力を注いだ方が、建設的ではないでしょうか。

40代には、そのパワーが漲(みなぎ)っていると思います。

もちろん、50代になったら手遅れだと言っているのではありません。


夫婦関係、未成年のお子さんとの関係がビミョーだとしたら、1日も早く、良い関係に移行させるため、考え方と行動を変えなければなりません。

奥さんやお子さんが どのように考えているかは関係ないのです。

夫であり父親であるあなたが今後、何を思い、どのように行動していくかがカギとなります。

是非、専門家に相談してくださいね。

この文章を読んでくださったあなたが、幸せな家庭を築いていかれるよう応援しています!

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