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フリーランスに使って欲しいワケがある! “re:shine”を使い倒すと一体どうなる?

↓前回の記事も併せてお読みください!☺️
”フリーランス型正社員のホント”

履歴書一枚のつながりでは薄すぎる

-どうしてre:shineのサービスを作ったのでしょうか?
「フリーランス型正社員」という制度と関係はありますか?

阿夛:
関係あります。
というのもre:shineのサービスはフリーランス型正社員になってくれる人をどう探すのかということに対して、まずはフリーランスと関係を作りたいと思って立ち上げたサービスです。

現在はいわゆる企業とフリーランスのマッチングサービスに見えると思います。
ですが本来は企業が発注者、フリーランスが受注者といった関係の枠組みを越えて「仕事を手伝って欲しい人」と「仕事を探している人」がコミュニケーションをとって新しい関係やプロジェクトを作っていけるサービスを目指しています。まだまだサービスに実装されている機能と本来やりたいことのギャップがあるので、アップデートを繰り返し理想に近づけていきたいです。


-「コミュニケーションをとることが新しい関係やプロジェクトを作っていける」ことについてもう少し詳しく聞かせてください。

阿夛:
仕事を手伝って欲しいと言っている人がどんな人なのか、どんなチームなのか、どんなプロジェクトなのかというのは募集要項や面談だけではなかなか伝えきれません。一方、仕事を探している人は、どんなスキルで、どんなレベルで、どんな人柄なのかということは履歴書や職務経歴書では伝えきれないというもどかしさもあると思います。本当にお互いを理解するためには、一緒に仕事をしてみてはじめてわかることなのではないかなと考えています

将来的にはこのサイクルが自然に回るようにすることで両者間で信頼関係を築いて欲しいです。
そこから新しいプロジェクトや新しい人のつながり、またフリーランス型正社員という選択肢が生まれたら面白いなと思っています。そうした「プロジェクト限りだけではない」関係や働き方が生まれる場所へ成長させていきたいです。


やりがい搾取になりがちだからこそ

-プロジェクトが開始されるまでの流れはどうなっていますか?

阿夛:
流れとしては、はじめにスキルを登録してもらいます。そして登録されたプロジェクトの中から自分に合うプロジェクトを探してコンタクトを取り、お互いの納得が得られたらお仕事を開始します。
また、企業側からも登録してもらったスキルを元にオファーが来るような仕組みになっています。

宇田川:
納得してプロジェクトを開始することができるというのはとても大事だと考えています。
例えばネットで仕事を探しているときにやりたい仕事を見つけたとしても場合によっては相見積もりや競合プレゼンが発生することがあります。これらを用意する労力と時間も考えると全体のタスク量と報酬がつり合わなくなるというのはよくある話です。
エンジニアやクリエイターをしていて特にフリーランスやそれに近い働き方をしている人は、より良いものを作りたいという思いでつい頑張ってしまう人が多いのではないかなと思います。
また企業側も「相手のことを知りたい」という思いが先行した結果、意図せず稼働を押し付けてしまっていることも多々あると思います。これらはやりがい搾取のような状況を生んでしまっていますよね。

re:shineのサービスではプロジェクトに参加したい意思表明は極力シンプルにしています。プロフィールに登録していただいている公開項目については、そのまま企業にお渡ししています。
re:shineのサポート側からご連絡させていただくプロジェクトについては、すぐに対面で話していただいてそのままプロジェクト開始に至るという案件もあり、最近はその数も増えてきました。
またre:shine上でのプロジェクトを経験していただき、僕たちがどういう方かということを把握できた方には、メタップスグループ内などの公開前プロジェクトについてご相談させていただいたり、フリーランス型正社員へのご案内というのもしていたりします。

阿夛:
報酬の制度に関しても、仕事をしていただくと企業側から報酬金額の100%を受けとれる仕組みになっています。エージェントなどを通すと「エージェントに支払う料金」と「受注者に支払う料金」に差が生まれてモチベーションが左右されるということがあります。
ですが、re:shineであれば双方のコミュニケーションによって実際のスキルに対して100%の金額を支払っていただけるのでお互い納得して仕事に向かえると思います。

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全員が同じ立場だからできるサポート

-re:shineのサービス内はどのようなプロジェクトが多いですか?

阿夛:
仕事の内容で言うとWeb系が多いです。
ただ、フリーランスって関わり方が重要だと思っていて仕事の内容にこだわるというよりかは企業や仕事と深く関われるようなプロジェクトを提供したいと思っています。

山北:
基本的に請負ではないものにしています。
請負であるとなかなかチャレンジができなかったり、どうしても自分のやりたいことができなくなってしまったりするので。

阿夛:
技術スタックにおいてもクリエイティブな仕事ができるんじゃないかなと思っています。あとはやはりチャレンジできる環境というのは作っていきたいのですが、どうしても今求められているのは経験やスキルがある人になってしまうので未経験領域をやってみたいということに関しても僕らが一歩踏み込んで経験できるような仕組みもできたらいいなと考えています。

宇田川:
リモートOKとか週何日OKとか、柔軟なプロジェクトも多いのが特徴がありますね。週5じゃないとできません!みたいなプロジェクトはほとんどありません。


-プロジェクト開始に至るためのコツやポイントはありますか?

宇田川:
プロジェクトを募集している企業側にもいろいろ事情や条件の違いがあるので一概には言えませんが、いかにコミュニケーションを取ってもらうかがポイントになると思います。re:shineサービス内でコンタクトを取る方法もいろいろあるのですが、一番簡単なのはプロジェクトにあるハートマークの「興味あり」ボタンですね。これで僕や募集している企業側に興味があるんだなということは伝わるようになっています。その際、事前にプロフィールにスキルやワークスタイルや希望の稼働量などの情報を入れておいてもらえれば、企業だけではなく僕たちからもコンタクトを取りやすくなり、結果としてプロジェクト開始への流れにぐっと近づくと思いますよ。

阿夛:
現在のre:shineはエンジニア100%のチームで運営しているので、質問や相談からもっと深いところまでお答えできると思っています。なのでどんどん絡んできて欲しいですね。

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すべての経験を活かして欲しい

-re:shineは母体であるメタップスとどんな関わり方をしていますか?

阿夛:
re:shineを進めることで社内での情報共有が多くなった結果、社内の最適化につながっています。
というのもre:shineのチームは子会社を含めたメタップス内のプロジェクトに横断的に関わっている人が多く、re:shineチームを通して情報が回るようになりました。また僕はメタップス社内のエンジニア管理をする立場でもあるため、社内のエンジニアのコミュニティを広げることも日々の課題になっており、このあたりはかなり改善されてきたんじゃないかと思います。情報共有がされやすい環境を作ることで、エンジニアの全体的なレベルアップや開発のスピードアップにつながっていると感じています。

山北:
今まではグループ会社ごとに同じ技術を使っているにも関わらず、横のつながりがなかったのでみんな同じことを同じ時間かけて悩んでることがありましたからね。

阿夛:
それを改善できて本当に良かったと思っています。
エンジニアは実務で絡まないとなかなかコミュニケーション取らないですよね。

山北:
交流が生まれたことによって、各自がそれぞれ持っているノウハウが広がっていていい流れが生まれていると思います。

阿夛:
こうして組織で仕事をしていると、この人とこの人がつながったからこの人ともつながる、というように連鎖が生まれることでコミュニティが広がりやすい。
このようなつながりや情報共有が社外まで伝わってエンジニアのコミュニティーまでできたら面白いと思っています。


- re:shineのプロフィールにはポートフォリオを書く欄があると思うのですが、re:shineのプロジェクトでの実績を書いても良いのでしょうか?

山北:
大丈夫です。それでいうとre:shineのサービスは自分が関わったプロジェクトや作ったものなどを全て公開できるようにしています。なのでそのまま自分のポートフォリオや履歴書などにも書くことができます。

宇田川:
僕が1人で仕事をしていた時のプロジェクトって請負ばかりで「こういうことをやりました」と外に開示できるものが全然なくて困っていました。なので自分の経験を目に見える形で残せる仕事ができるというのは魅力ですよね。

阿夛:
re:shineのプロジェクトで経験を重ねることでポートフォリオなどのプロフィール項目が増えるだけでなく、僕らre:shineチームもその方のマインドや仕事に対する姿勢を把握することができます。そうすることで次回は募集企業側により強くアピールすることができるようになります。
フリーランス型正社員になることにおいても、書類審査だけで見極めるよりもre:shineのプロジェクトを通じてお互いに人となりがわかったタイミングの方が、なっていただくハードルは確実に低くなります。なので小さいプロジェクトを副業的に行っていただくところからスタートもおすすめです。
re:shineのサービスはもちろんのこと、僕らについてもぜひ使い倒してください!

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↓フリーランス型正社員については前回の記事をお読みください!🐶



阿夛浩孝
メタップスのエンジニアとして働く中で自分の価値を幅広く提供できるフリーランスの働き方に興味を持つ。
しかしフリーランスの不安定さや孤独感を感じたことをきっかけにre:shine、フリーランス型正社員を立案、立ち上げを行う。
re:shine内ではユーザーの相談に乗るお父さん的存在。現実でも積極的に育児を行うお父さん。
山北尚道
re:shineをはじめとしたメタップスグループ内を横断するSRE兼リードエンジニア。
メタップス参画前はベトナムでのオフショア開発に10年携わり、その後フリーランス経験も。
現在はリモートやフレックスといった制度を効率よく利用しながら子育て中。
宇田川海人
フロントエンドエンジニア。
自身が介護経験をする中で、働く環境や制度に懸念を感じたことをきっかけに2019年にメタップス参画。
現在は介護を終え、2人のお子さんを子育て中であるが同じ境遇の人が多いre:shineチームで協力しあい柔軟に仕事を行っている。