スパイスカレー、始めました。
最近、趣味と呼べるものがひとつ増えた。
それは料理である。
とりわけスパイスカレー。
シェアハウスに入居した際、初めて元住人が振る舞ってくれたのがお手製のスパイスシーフードカレーだった。有頭エビをまるごと使った奥深い味わいは今でも覚えていて、こんな本格的なカレーを家で作れる人がいるなんて、と心底感心したものだ。
彼にカレー作りを教わる機会はついぞ無かったけれど、どうやらわたしが思うよりものすごい簡単に出来るらしいということを小耳に挟んだ。
インドカレーは、最低3つのスパイスがあればできますよ。
おお、そうか。そんなもんかな。
疑心暗鬼ながらレシピを検索し、意外といけるかも、と感じたのでいそいそとスパイスを買い込む。小さい瓶なら一本100円台から売っているので、最低限の数を揃えてもお手頃なのが嬉しい。
最低限のスパイスとはこちら。
クミン
コリアンダー
ターメリック
クミンはいわゆる「カレーの良い匂い」のモトのスパイス。コリアンダーはパクチーの種子。ターメリックはウコン。それにカイエンペッパー(唐辛子の粉)も買い足せば、もう基本は十分である。
上記の記事を参考に作ったところ、ありがたいことに家族に大好評。味を占めたわたしは近所の図書館でインドカレーの基本を調べ、レシピ本を借り、何種類ものインドカレーをたくさん作った。
そのうちに、カレー作りが大好きになってしまった。
いくつかの著者の本を調べたが、インドカレーというのはどんな具材でもおおよそ "型" が決まっている。
玉ねぎをめちゃめちゃに刻む
玉ねぎをめちゃめちゃに炒める
トマト突っ込んでペースト状になるまで炒める
スパイス・具材入れてちょっと煮てDone!
この「めちゃめちゃに炒める」というところが肝心で、よくレシピで「玉ねぎが飴色になるまで」という表現があるが、かなり時間をかけて炒め続けなければ理想の具合にはならない。スパイスに味はなく、味付けは塩のみであるぶん、玉ねぎをいかにじっくり炒めるかに旨みのすべてが賭かっている、と言っても過言ではない。弱めの中火でしっかり炒めていると飴色どころか "ヒグマ色" に変わってくるのだが、この具合が美味しいのである。
めっちゃ簡単で、めっちゃシンプルな料理だからこそ、手間が大切。この手間暇かかるところに愛情のかけ甲斐があるというもので、わたしはこの工程が大好きである。言い方を変えれば料理の上手い下手よりも、忍耐と律儀さを問われる世界だ。
そんなわけでわたしが料理するとなると家族にカレーばかり食べさせているわけだが、ありがたいことに「毎日食べたいくらい美味しい」と仰ってくれるので懲りずに週3、4回は玉ねぎを炒めている。
みじん切りにも慣れてきたというものである。
そろそろ手早く作れるようになってきたので、瞬殺で無くなった小瓶のスパイスを大袋で買い直しつつ、副菜をいろいろ作れるようにチャレンジしていきたい今日このごろ。
今日の音楽はこちら。
料理をするときはだいたいヘッドホンで何か聴いているので。
幾田りらさん(YOASOBIの女性側)× 千と千尋、良すぎ!!
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