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ダイヤモンドのような花の輝き

今日は最近調べたダイヤモンドリリーについて書きたいと思います。

ダイヤモンドリリーは南アフリカ原産の球根植物です。ヒガンバナ科・ネリネ属に属しており、彼岸花に似た花を秋口に咲かせます。

彼岸花同様、花が先に伸びて、枯れてから葉がでます。花が先で、葉があとにでる変わった植物になります。彼岸花もいつのまにか咲いて、いつのまにか花が見えなくなります。

園芸業界では彼岸花の咲く時期が早いか遅いかで園芸シーズンを見ているそうです。今年は各地で彼岸花が咲くのが早いので秋の園芸シーズンも早そうです。どちらかといえば秋の植物としてメジャーではないダイヤモンドリリーですが、調べてみるととても面白い特徴がありました。

ダイヤモンドという名称

ダイヤモンドリリーは南アフリカ原産で、1800年代に南アフリカでダイヤモンド鉱山が見つかると、英国人がこぞって南アフリカへ進出、ダイヤモンドリリーもダイヤモンド同様根こそぎ、持ち帰ったそうです。そしてイギリスで品種改良が進められ、日本、各地へ広まっていきました。

また花に光沢がありダイヤモンドのように輝くのも名称の由来になっています。

種まきから開花まで

種まきから開花まですごく長く、1年に1枚葉をだし、葉が6枚か7枚になる6~7年目で花芽がでてくる開花まで辛抱強く待たないといけない植物です。好光性種子といい、光を好みますので土の中ではなく、土の上で発芽します。種子より、球根、苗で流通しています。

増やし方

花が咲き、しぼんだあとに採種、もしくは数年経つと球根が増え分球しますので、取り分けて新しい鉢に植え替えます。球根が大きいものはあまり分球せず、球根が小さいものが多く分球します。

育て方

あまり水を必要としません。また肥料もそんなに必要ありません。水をやりすぎると球根が腐り、根腐れするので注意が必要です。日向から半日陰で管理した方がいいので地植えより、鉢植え等移動できるものが適しています。

開花

他の植物と違い、葉もでず、すーと茎が伸びつぼみをつけて開花します。短いもので30㎝~1mにも伸びる品種もあります。花芽が伸びず葉のみの株は今年花は咲きません。球根が大きいものは大きな花が咲きます。球根が小さいものは小さな花が咲きます。


朝日や夕日がさしかかると花びらに光沢があるためそれこそダイヤモンドのようにキラキラ光ります。花も筋が入っている品種、色が淡い品種等様々あります。

あまり水やりなど手入れが必要ないので気長に育ててみるのもいいかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。



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