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転職した話

私はスポーツ関係の組織で働いていますが、その前は教員でした。高校と大学の非常勤講師として主に体育の授業を担当していました。

教員という仕事をしていく中で私の仕事に対する思いの変化があり、転職を決意。そして、現在の職に就くことになりました。今回のnoteではそのことについて書き綴ります。

教員という仕事に対しての疑念

高校の方は週4日の勤務で、学校の規模も小さかったこともあり、非常勤講師とは名ばかりで、クラスの副担任的な立場で仕事していました。そのため体育の授業以外のウェイトが増え、「私、この仕事するために体育の教員になったんだっけ?」と自問自答する日々が続きました。学校の先生は専門とする教科指導以外に生徒指導や委員会(生徒会)といった生徒と関わる仕事など様々な仕事があります。校務分掌というキーワードで調べればその仕事の幅の広さがお分かりになるかと思います。

一方、大学では一般教養としての体育実技の授業を担当していました。イメージとしては高校の体育の授業の延長とお考えください。大学の授業はまさに「体育の授業やってるな」という感触を持ちながらやっていました。が、このまま非常勤講師の生活を続けていくことが将来家庭を持った時に家族を養えるのかという疑問は持ち続けていました。

スポーツに関わる仕事がしたい。

そんな悶々とした生活を送っていた中で、大学の同窓会で学生時代にお世話になった先輩と再会し、「今どこで働いているんですか?」と尋ねたところ、教えていただいたのが現在私が働く組織でした。

「スポーツに関わる仕事がしたい」と学生時代から思っていた私にとって、運命的な再会でした。そこからは私は迷うことなく転職活動をし、無事に採用いただくことになりました。

転職活動を始めるにあたり、お世話に先生方には事前に報告しましたが、その中で共通した転職の理由は「今と違う形でスポーツに関わりたい」という内容だったと思います。

今改めて当時を思い返すとスポーツとの関わり方は本当に様々で、なぜ教員や指導といった『現場』にこだわっていたのかなと。当時の私を顧みると、おそらくそうした関わりしかスポーツと関わる仕事がないと思い込んでいたのかもしれません。外に出て初めて「こんなにもスポーツと関わる職業があるんだ」と認識したのもつい最近の出来事です。

『世間は広いようで狭い』とよく言いますが、その一方で、案外広くまだまだ知らないことが多いのだと個人的には思います。

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