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こんにちは、meです。 20歳の娘は12歳で強迫症(強迫性障害、OCD)を発症、一時良…

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こんにちは、meです。 20歳の娘は12歳で強迫症(強迫性障害、OCD)を発症、一時良くなったものの14歳で再発。 通院と行動療法で現在は殆ど症状がなくなりました。 21歳の息子は自立して遠くで日本の空を守ってます。 娘との病との闘いについて。どなたかの参考になれば幸いです。

最近の記事

娘の加害恐怖、その2

【このnoteをきっかけにメッセージやDM等くださった皆様、本当に有難うございます。 この病気をもっと多くの人に知って頂きたい、同じような症状の方にも気付きがあってほしい、という想いで書いております。ですので症状も書いております。かなり重症だったため、まだもう少しありますので、お付き合い頂ければ幸いです。】 娘には他にも「加害恐怖」の症状があった。 ・乳母車に乗った赤ん坊を見かけた→その赤ん坊を殺してしまおうと思ったのではないか。 ・小さな子供を見かけた→その子に何かして

    • 娘の加害恐怖、その1

      (少し長めです💦すみません) 娘がまだ学校に行けていた時のある日、 「お母さん、今日マラソン大会の練習してたらお漏らししてしまったみたいでね!体操服がボトボトになってどうしようかと思ったよ!はずかし~」 と笑いながら帰ってきた。 どれどれ、と体操服を出して触ってみると、確かにちょっと湿っていたがオシッコの、アンモニアらしい匂いがなかった。 「え~、ほんとに漏らした~?汗じゃないの?」 と苦笑いしながら体操服を洗濯機に放り込んだ。 「絶対オシッコだと思う。 …また練習中に漏らし

      • 初診を受けるまでに酷くなっていった娘

        残念なことに、市役所から紹介して頂いた病院もすぐに診てくれる、というわけではなかった。 記憶が定かではないが、初診まで1,2週間時間が空いていて その間は娘の症状が酷くなっていった。 どの順番だったか忘れてしまったが、娘は以下のような「おかしなこと」を するようになっていた。 ・インターネットやテレビ等、電化製品から自分の情報が漏洩するのでは、と過剰に怖がり使用を避け、大丈夫か私に何度も確認してきた。 ・人混みを歩くと「写真を撮られた!」と、知らない人に自分が狙われる、と

        • 娘を診てもらいたいのに…私がまずぶち当たった壁。

          「心がモヤモヤする」と訴えてきた娘。 この時の衝撃を思い出すと今でも心拍が早くなる。 「そうか。ならば今日は学校はお休みにしよう!」 と娘に提案。と同時に「ちょっと病院探してみるね」と。 笑顔は作っていたものの、私の心に不安という黒く小さな渦ができ始めていた。 私はパジャマのまま、スマホでありとあらゆる近くの心療内科を検索した。 口コミで評判の良さそうなところを何件か「お気に入り」して 黒い渦が少しづつ大きくなるのを感じながら 開院の9時を過ぎるのを永遠に待った。 9時

        娘の加害恐怖、その2

          強迫性障害になる前に娘から出てたサイン

          娘が私に「心のモヤモヤ」をカミングアウトする前に話は戻る。 後になってから、「そういえばあの時…」と思い出せる 娘が病気になる前に出ていたサインが2つほどあった。 1つめは「私の行方をやたらと気にしていた」こと。 当時、国内業務から海外出張のある企業への転職を検討していた私を 娘はしきりに気にしていたのを覚えている。 転職の話で不安になっているのかと思っていたが、 ちょっとスーパーに行くにも 「どこ行くの?どこのスーパー行くの?」と聞いてきていた。 それまではスーパーぐら

          強迫性障害になる前に娘から出てたサイン

          絶望から救ってくれたアドバイス

          心療内科も小児科もダメだ…もうこうなったらここしかない! と思い、 近所にある大きな産科や小児科がある病院に電話をかけてみた。 すぐに心療内科に取り次いでもらえた。 が、私の言葉足らずの泣き声交じりの聞き取り辛かったであろう話を聞いて下さった方は 「お母さん、ごめんなさいね。ここではここで出産されたお母さんや子供さんだけ診察可能なんです…」 と申し訳なさそうにおっしゃった。 「そうですか…私は一体どうしたらいいんでしょうか…」 涙が堪えられず、泣きながら往生際悪くしがみついた

          絶望から救ってくれたアドバイス

          娘を診てもらいたいのに…私がまずぶち当たった壁。

          「心がモヤモヤする」と訴えてきた娘。 この時の衝撃を思い出すと今でも心拍が早くなる。 「そうか。ならば今日は学校はお休みにしよう!」 と娘に提案。と同時に「ちょっと病院探してみるね」と。 笑顔は作っていたものの、私の心に不安という黒く小さな渦ができ始めていた。 私はパジャマのまま、スマホでありとあらゆる近くの心療内科を検索した。 口コミで評判の良さそうなところを何件か「お気に入り」して 黒い渦が少しづつ大きくなるのを感じながら 開院の9時を過ぎるのを永遠に待った。 9時

          娘を診てもらいたいのに…私がまずぶち当たった壁。

          今日の娘と彼女を見て思うこと

          娘の夏休みが終わり今日から大学が再開。 念入りに化粧をして慌ただしく出ていく二十歳の娘の姿。 見れて良かった。 数年前は外出もままならなかった娘が今 「行ってきます!」 と玄関の扉を、これまた慌ただしく開けて走って出ていく。 今日も見れて良かった。 心の底から思う。 色んな人や物のおかげで今が、娘がある。 感謝しかない。

          今日の娘と彼女を見て思うこと

          強迫症にかかる前の娘について

          娘は幼い頃からオシャレが大好きな聡明な女の子。 お喋りし出したのもとても早く 1歳過ぎには1歳半離れた大好きなお兄ちゃんと対等に張り合うぐらいにお話しが出来た。 そしてとても頑張り屋さん。 幼稚園を卒園するまで保育士さんには 「ラブちゃん(娘・仮名)はまるで小さい先生みたいで、いてくれたら助かる」 と、言って頂けるほど娘は毎年学年やクラスを仕切るような性格。 小学校でも「学級委員長」「児童会長」「応援団長」と「長」を掛け持ちをしては走り回り、 いつも何事にも全速力だった。

          強迫症にかかる前の娘について