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強迫症にかかる前の娘について

娘は幼い頃からオシャレが大好きな聡明な女の子。
お喋りし出したのもとても早く
1歳過ぎには1歳半離れた大好きなお兄ちゃんと対等に張り合うぐらいにお話しが出来た。
そしてとても頑張り屋さん。
幼稚園を卒園するまで保育士さんには
「ラブちゃん(娘・仮名)はまるで小さい先生みたいで、いてくれたら助かる」
と、言って頂けるほど娘は毎年学年やクラスを仕切るような性格。
小学校でも「学級委員長」「児童会長」「応援団長」と「長」を掛け持ちをしては走り回り、
いつも何事にも全速力だった。

12年間、どなたからも褒められることしかなかった娘。
色白できれいなお肌に黒い髪。
冬になると真っ赤になるほっぺが愛らしい。
趣味は歌を歌うことと本を読むこと。
読みだすと止まらず1日何十冊と読むこともあったかな…
少しマイワールドなお兄ちゃんとは裏腹に
娘に関しては子育て中悩むことが一切なかった。
いい意味で安心して放置できた。

それが12歳のある日の朝、娘の一言で全てが変わった。

「お母さん…なんか心がね、なんかこう…モヤモヤして…
学校に行けない。」

雷に打たれたような、なんとも言えない衝撃が私の心臓を貫いた瞬間だった。


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