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初診を受けるまでに酷くなっていった娘

残念なことに、市役所から紹介して頂いた病院もすぐに診てくれる、というわけではなかった。
記憶が定かではないが、初診まで1,2週間時間が空いていて
その間は娘の症状が酷くなっていった。

どの順番だったか忘れてしまったが、娘は以下のような「おかしなこと」を
するようになっていた。

・インターネットやテレビ等、電化製品から自分の情報が漏洩するのでは、と過剰に怖がり使用を避け、大丈夫か私に何度も確認してきた。
・人混みを歩くと「写真を撮られた!」と、知らない人に自分が狙われる、と怖がり、私に対応を求めた。
・夜の家のカーテンの隙間から誰かが見ているかも知れない、とカーテンをピッタリと閉めた。

以上はほんの一部だが、これらの思い込みのせいで、それまでオシャレしてお出掛けするのが大好きだった娘が外出することを怯えたり、出掛け先でパニックを起こして騒いだり…

周囲の目も気になりつつも、冷静さを失い泣き叫んだり、小声で「あの人と目が合った、何かされる」とブツブツ意味不明なことを呟き続ける娘にどう対応してあげたらいいのか分からず、
「しっかりしないさい!」
「いい加減にして!」
と私まで声を荒げる始末。

初診までの時間が、本当に果てしなく長く感じた。


※これ、強迫性障害じゃないよ、と思われた方もいらっしゃるかも知れません。私も最初は違う病気を疑っておりました。
が、何度も診察を受けた結果出された病名が「不安症」からの「強迫性障害」でした。
またこれについてもお話させて下さい。

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