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非日常 2023年11月

38冊目となる非日常 2023年11月が完成しました。非日常プロジェクトとはその月に撮影したスナップ写真を一冊の写真集にまとめるというものです(縛りはRICOH GRⅢ&GRⅢxで撮影した写真だけで構成)。
このプロジェクトを始めた詳細は note 「非日常」プロジェクト始動 をご参照ください(非日常関連の記事は 非日常マガジンでまとめております)。
非日常 2022年11月BEATS に12月9日から置いてもらっています。A4サイズ 72P 2000円(送料込み)で受注販売してます。

また、2021年のベスト版の「非日常 2021年」と2022年のベスト版の「非日常 2022年」はそれぞれA4サイズ 144P 3000円(送料込み)で受注販売してます。「非日常 2021年」と「非日常 2022年」の展示での総括は以下のリンクからご覧ください。

各種SNSにてお気軽にお声がけください。他の月のバックナンバーについても受け付けています。


非日常 2023年11月

今月の表紙は韓国・ソウルの東大門で撮影した写真です。東大門は僕の大好きな街です。だからいつもソウルに行くときは東大門のホテルに泊まります。夜の東大門も素敵で、庶民的で猥雑さを兼ね備えている光景は写欲をそそられます。この表紙の写真はハングル文字のネオンと雨上がりに奥の店の光が陽炎のよう(夜ではありますが)に拡散している東大門の夜景です。

今月の72ページは「ソウル」「東京」「大阪」で構成されています。東京の写真は宿泊した浅草がメインとなっています。

では、非日常 2023年11月 の写真集に入っている写真を少し紹介します。

ソウル・東大門

夜の東大門を歩いていると猫が何かを見つめて立ち尽くしていました。これは水たまりに反射した街頭の灯を入れて作画出来ると直感的に思い撮影しました(左写真)。猫が前方に行ってしまうと、猫が何を見つめているかを確認したくなります。そこには何と鎖に繋がれた犬がいました。そこでその犬を撮影したのが右写真になります。犬は僕には目もくれずに既に遠くへ歩いて行ってしまっている猫をずっと見つめていました。そんなエピソードのあるこの二枚の写真は並べて見開きで使っています。


ソウル・東大門

これも東大門で撮影した写真です。この二枚の写真を撮影した場所も非常に近く、左の写真はエビの絵が何故か路地の壁に飾られていました。それを撮影した後に一分もたたずにエビを店頭で焼いている光景に出食わし、この二枚を並べて見開きで使おうとほくそ笑んでシャッターを切りました。こういう偶然の出会いがストリートスナップの醍醐味ですね。


東京・浅草

浅草はとても好きな街です。江戸時代の下町情緒を感じられるレトロな街並み、歴史ある神社仏閣、日本の食文化が感じられる和菓子やグルメなど、浅草には日本の文化が凝縮されています。浅草を離れる最終日にこのおじさんが通りすがりのカメラを構えた僕に対して、「噛まれると無病息災だからね。」と凄く優しく構ってくれました。その後、こんな僕にでも優しくしてくれたことに不覚にも涙腺が壊れました。獅子舞に何かが反射して輝いているのは撮影中には全く気が付かなったのですが、このおじさんの優しい光だと思っています。


大阪・難波

大阪のソウルフードとも言われる金龍ラーメンでいつか美味しいラーメンを食べる人達の写真をモノにしたいと思っていて、何度もトライしましたがいつも満足出来る写真が撮れませんでした。この写真はやっと少し満足できるモノかなと思ってます(笑) やはり湯気が大切なので冬場に撮るのが吉ですね。この時は阪神優勝記念でラーメンが200円安くなってました。


では、また。


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