Masashi

フィンランド人と結婚した三十路サラリーマン。日々思ったことをや、思い出しことなんかを書…

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フィンランド人と結婚した三十路サラリーマン。日々思ったことをや、思い出しことなんかを書き留めていきます。

最近の記事

まずはいつもの習慣から

 最近は身の回りの整頓をキチンとすることを心がけるようにしている。  例えば、仕事から帰ってきたら、コートをリビングの椅子にかけたままにしないとか、食べた後の食器はすぐに洗うようにするなどだ。当たり前のように思われるが、生来面倒くさがり屋の私からするとかなりの重労働であった。  30歳を手前にして結婚したが、それまでは学校から帰ればバッグは玄関に放置、制服もリビングの椅子やソファに放り投げたままというのが普通だった。社会人になってからもこの悪い習慣は改善せず、仕事から帰れ

    • 一寸先は誰にもわからない

       2月は大学時代の恩師が亡くなった月だ。  大学卒業を3月に控えた大学生活最後の春休み中に、恩師の訃報を受けた。死因はくも膜下出血だった。  訃報の第一報は、同じ大学に通う友人からの電話だった。電話を受けた時、私はサークル関係の用事で大学までの通学路を歩いている最中だった。    その友人はたびたび酩酊状態で電話を架けてくることがあったため、大抵話題は突拍子もないものが多く、いつも軽く聞き流していた。  彼から電話が架かってきたのは、確か午後2時頃と記憶している。いつも

      • フィンランド人との国際結婚について〜どんな手続きが必要なのか?〜

         フィンランド人との結婚は経済的にも、時間的にもあまりコスパが良いとは言えない。少なくとも私たち夫婦の結婚に関して言えば、かなりのお金と時間がかかった。  まずフィンランド人と結婚するためには、というか国際結婚をするためには下記リンク先の記事にも書いたが、お役所へ提出する書類などを考慮した上で、日本または相手国のどちらで先に結婚を済ませた方が合理的か考える必要がある。  法的に認められた夫婦となるためには、愛だけではどうにもならないのが国際結婚というものだ。教会の神父さん

        • フィンランド人とのハネムーン@沖縄

          結婚から6ヶ月経過してしまったが、ようやくハネムーンに行くことが出来た。 妻とはかねてより、ハネムーンはどこか暖かいところへ行くと決めていた。 日本から近いグアムが最有力候補だったが、色々あり結局沖縄となった。 沖縄はフィンランド人の妻にとっては、感動と驚きの連続だったようである。 まず11月だというのに半袖半ズボンで過ごせる暖かさ。 これはフィンランドではありえないことだ。 妻の故郷のラップランドでは、すでに雪が積もっていて人々は真冬の装いだ。 ヤシの木を至る所で

        まずはいつもの習慣から

          フィンランド人との国際結婚について〜市役所訪問編〜

           これから書いていく国際結婚に関することは、フィンランド人と結婚した私の実際の経験に基づいている。だからもしかしたら、情報が古かったり間違っていたりするかもしれない。  また、国際結婚に興味があって、やっとこさ私のnoteに辿り着いた方もいるかもしれない。しかし、フィンランド人との結婚という、かなり稀なケースであるためあまり参考にならないかもしれない。  それでも当時の私のようにひたすら情報を必要としている人や、好奇心旺盛な方のお役に立てれば幸いである。  まず始めに質問さ

          フィンランド人との国際結婚について〜市役所訪問編〜

          フィンランドのサンタクロース村

           フィンランドと聞くと、フィンランドに縁もゆかりもない普通の日本人ならばサウナやムーミンを思い浮かべるだろう。しかし、たまに「あ!サンタクロースの国だよね!」と、少しだけ踏み込んだ声が聞こえてくることがある。  フィンランドがサンタクロースの国と呼ばれる所以は、国内にサンタクロースの住む村、その名もサンタクロース村があるからに違いない。そして何と言っても一番の目玉は、本物サンタクロースに会うことが出来ることだろう。  サンタクロース村は、ロヴァニエミ空港の目と鼻の先に位置

          フィンランドのサンタクロース村

          テルヴォラ、義父母と対面

          フィンランド滞在中に妻の両親、つまり私の義父母へ挨拶するため、妻の故郷のテルヴォラを訪れた。テルヴォラはフィンランド北西部に位置する町で、広大な牧草地が点在している。 町民ならば名前は知らなくとも、お互い顔見知りであるというくらい小さなコミュニティなのである。だから、私がこの町のスーパーを訪れた際には、余所者であるばかりか、アジア人である私はかなりの視線を感じた。 ちなみに、ロヴァニエミというサンタクロース村なんかがあって、比較的外国人が多い地域でもあまりアジア人は見かけ

          テルヴォラ、義父母と対面

          Kippis!(乾杯!)

           だいたい週末は、自宅で酒盛りをすることが多い。やはり一週間の疲れとストレスを吹き飛ばすには、適量なアルコール摂取が欠かせない。  今週はフィンランド風の酒盛りにチャレンジしてみた。  まず用意したのは、フィンランド語でshotti lasiと呼ばれる5cmほどの小さなショットグラスだ。  妻が今年の私の誕生日プレゼントととして、贈ってくれたものだ。サンドブラストという砂を吹き付けて、曇りガラスのように見せる製法でトナカイの模様が描かれている。  そしてこのグラスに注

          Kippis!(乾杯!)

          フィンランドの水辺

           フィンランド人妻と結婚式を挙げるために、フィンランドを訪れず計画を立てた時、一番の懸案事項がどこに泊まるかということだった。 妻はアパート等引き払ってしまっていたし、ホテルを予約する手もあったが、たった5日間ほどの滞在で十数万と高額。  フィンランドな生活がしたいという思いもあり、booking.comというサイトから、良さげな施設を探すことにした。  立地や希望金額などを入力すると、ロヴァニエミの中心街から車で15分くらいの場所にある素敵な家がヒットした。  老夫婦

          フィンランドの水辺

          フィンランドは魚が美味い

           フィンランドの魚料理は、格別だと思う。 特に燻製は、一度食べてみるべきだろう。  鮭、サバ、よく名前のわからない白身魚など、豊富な魚介類がスーパーマーケットのショーウィンドウ内で輝いていた。陳列のされ方も日本のようにプラのトレーで小分けされた形ではなく、まるで本物の魚屋のように並べてあるのだ。  流石に生魚を買って料理する気にはなれなかったので、調理済みのものを買うことにした。   スモークサーモンの切り身1200グラムを、4当分にした。そして、マッシュポテトも美味

          フィンランドは魚が美味い

          フィンランドのスーパーマーケット

           私は海外に行ったら、必ず行く場所がある。 それは、現地のスーパーマーケットだ。    理由は地元の人々が普段から買うような、ローカルな品がたくさんあるからだ。そして、値段も観光客向けのお店より、格段に安い。  私はフィンランドに到着すると、妻の運転する車でロヴァニエミにある比較的規模が、大きいスーパーマーケットを訪れた。コストコくらいの大きさと、品揃えがあったと思う。  入店してまず最初に感じたことは、人の少なさである。訪れたのは現地時間の午前10時くらいで、平日ではあ

          フィンランドのスーパーマーケット

          フィンランド時間

           空港到着から4時間待った末、ようやく念願のフィンエアーエアバスA350に乗ることが出来た。まずは、第一ステップ完了である。  ゴールデンウィーク開始日なので、ほぼ満席状態だったが、他の日本人は私が見える範囲内では数人しかいなかった。  座席はエコノミークラスだったので、左右3列ずつの真ん中3列という並びだった。私は予約時に座席を指定しており(チェックイン時に座席を選択することも可能)、今回は13時間の長旅ということもあって、母は左列真ん中の席、私は通路側の席という並びで

          フィンランド時間

          いざ!フィンランドへ!

           2023年5月3日、ついにフィンランドへと旅立つ日がやってきた。フィンランドというかヨーロッパ自体が初めてなので、これまでアジア中心だった自分の海外旅行史に新たな歴史が刻まれるのだ。  そして今回は、ただ旅行に行くのではない。 なんと自分の結婚式のために、フィンランドまで13時間もかけて行くのだ。しかも、結婚相手は自分でも驚くことに、栗色の髪に碧目のフィンランド人女性である。  本当に人生とは不思議なもので、フィンランド人女性と親しくなることは愚か、結婚するとは3年前ま

          いざ!フィンランドへ!

          待ってろよ!フィンランド!

           ついに今年のゴールデンウィークに、フィンランドに行くことになった。  なんと初フィンランドである。これまでのところ、諸事情によりフィンランド人パートナーとは、日本とフィンランドで別れて暮らしていたのだが、今回ようやく久しぶりに相方に会えるのだ。  フィンランドへの渡航には私の母も同行する予定なので、なるべく移動の負担を減らすために直行便を予約した。旅費を抑えたいのなら、フランスやトルコでの乗り継ぎを利用することで5万円くらい安く出来たかもしれないが、タイムイズマネーなの

          待ってろよ!フィンランド!

          南極って意外とアリかも

           最近、Amazon Prime Videoで『南極料理人』という映画を観た。様々な研究目的で国から派遣された研究者達をサポートするため、海上保安庁から調理担当として同行した西村淳氏のエッセイ、『面白南極料理人』が原作となった映画だ。  南極と聞くと、原作者の西村氏も著書の中で言及しているように、私も含めた多くの日本人は『南極物語』のタロー、ジローや厳しい自然環境と格闘する探検家に密着したドキュメンタリー番組なんかを思い浮かべるのではないだろうか。もしくは、ペンギン、アザラ

          南極って意外とアリかも

          フィンランド語を勉強

          フィンランド語を3ヶ月ほど前から勉強し始めました。今まで英語、フランス語、韓国語、アラビア語を勉強したことがありますが、どの言語とも違うので少し難しいですね。 フィンランドが難しい理由の一つは日本語にはない音があることでしょうか。 ä、ö、u、特に自分の中ではこの3つの母音が鬼門です。äは英語のcatのaに相当する音出し、öは英語のlearnの"ea"に相当する音となるようです。また、uは口をすぼめて「ウー」と発音するのです。 まだ慣れていないからだとは思うのですが、意

          フィンランド語を勉強