演劇教育ダイアローグ「ぽうく」振り返り

note投稿30日チャレンジ、6日目。

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今日は演劇の価値を言葉にする対話のイベント「演劇教育ダイアローグ」の話をしますね。


5月1日、2日に出演をした演劇の舞台「ぽうく」の共演者と振り返りを演劇教育ダイアローグで開催。clubhouseでやった。

これまでも、何度もぽうくの振り返りの会はやってきたけれど、毎回気づきが多くて、今回も良い会になった。

役の背景を知る、語る

私は「ぽうく」出演にあたり、ある仮説を持って稽古場でコミュニケーションを取っていた。

それは、人の背景をお互いに知り、語り合うことで親密になれる。これが演技や作品の質にも影響を与えるのではないかと考えていた。

脚本で与えられた役や、他の出演者の役も含めて、その人(役)の背景を演者同士で語ろうと心掛けていた。

稽古場での練習は、役として相手と関わり合うけれど、セリフや行動の背景はよく分かり合っていないことが多い。
本に書かれていない部分を読みこんで、共演者とすりあわせをする必要があるのだ。

また共演者同士でも、役や物語の解釈が違っていたり、演出家との解釈が違うことも多くあるので、
少しでも気になったところは、共有しているグループLINEで確かめ合うようにしていた。

一人で読んでいた脚本が、共演者と一緒に物語や役の解釈を語り合うと、より「ぽうく」の内容や、テーマに対して深みを感じることができる。

演劇初体験で参加した共演者2人や、私の相方役とは特に意識をして、背景や意図を話すようにしていた。

私はこのコミュニケーションが、短時間だったけど、質の良いコミュニケーションになった気がして心地が良かった。

役を通して、相手と、相手の役を深く見ることに繋がる。
役の話ではあるけど、共演者の考えや感情も見つめていくことに繋がる。役を共演者の「人」として理解できたような感覚にもなったからだ。

物語では、相手役と10年近い付き合いで登場する。数ヶ月間の練習で、その関係性を表現しなければいけないのだ。
とにかく時間が足りない。

少しでも、その役の関係性に近づくために、質の良いコミュニケーションを取る事も俳優の仕事だ。

役を通して、人の背景を知ろうとする語りの時間があったことで、
出演者との絆を深めて、信頼関係を築くことにも繋がった。

舞台は終わったけれど、まだまだ、それぞれの背景は見せ合えそうな気がした。今日の演劇教育ダイアローグで語り合ってもそう思えた。

コミュニケーションの質を「ぽうく」の出演で、改めて意識することになりよい時間を過ごせた。

改めまして、
公演を観てくださった方、舞台づくりに協力してくださった方、応援してくださった方、どうもありがとうございました!

2時間半もおしゃべりしていましたが、演劇教育ダイアローグを聴いてくださった方、どうもありがとうございました!

【今日の #まートレ】

ピンチャマユラーサナ 1分

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