みんなが自分の成長を見てくれているのが嬉しい。いずれは自分も上位に――山根由佳さんインタビュー

山根由佳さんは、スポーツ経験は少ないながら、フレスコボールの雰囲気や空気感、世界観に触れたことで競技もスタート。はじめはただ楽しむために練習に参加して、飲み会も楽しんで、という関わり方でしたが、ある時からレベルアップに力を入れ始めたそうです。

今年の前半戦は大会に出場せず、主に観戦や応援を楽しんでいましたが、昨日(7月7日)のミウラカップにははじめて女子ペアを組んで出場。見るという面でも、出場するという面でも、大会を経験している貴重な存在です。

女子メンバーのフレスコボールとのかかわり方は、ある意味で男子メンバーよりも多様です。その多様性をゆるやかに保てるのが、フレスコボールの魅力なのかなと感じるインタビューになりました。

ラテンの雰囲気、お祭りっぽい大会で、フレスコボールに魅力を感じた

― フレスコボールとの出会いはいつですか?

山根 2016年の8月です。私は大学時代に日系ブラジル人とか外国の中学生に、日本語を教えるボランティアをしてたんです。そこに所属してた時の友だちのつてで、さわりょー(澤永遼:前事務局長)に会って。

「フレスコボールっていうのをやってるんです」「イベントあるんで来てください」って言われて、行きたいと思って、はじめて見に行ったのが2016年のジャパンオープン。

― いきなりジャパンオープン!

山根 そう。その大会がすごい楽しそうで。私はあまりスポーツになじみがなかったけど、シルビアさん(ブラジルの女子トップ選手)たちも来てたし、全体の雰囲気もめちゃめちゃ良かったんです。

なんか海外っぽいなって。オープンな感じとか、お祭りっぽい感じがすごくいいなと思いました。南米のラテン系の雰囲気が好きだったし、もともと私は日系ブラジル人の友だちも結構いたので、ブラジルは身近だったんです。

― たしかにお祭り感ありましたね。観戦が先って結構めずらしいかもしれないです。はじめて打ったのは?

山根 その1か月後ぐらいにお台場にやりに行って、それからワークショップとかにも行きました。

― 見るのとやるのでは結構違うと思うんですが、自分も見るだけじゃなくてやりながら関わっていこうと思ったのはきっかけがあったんですか?

山根 もともとスポーツは得意な方ではなくて、大学はテニスサークルで一応やってたんですけど、遊び程度で。でも運動はちょっとやりたくて、ちょうどよく体を動かせるスポーツないかなって探してた時だったんですよ。フレスコは、アウトドアで、海とか景色見ながらやれそうだなって。

あと、まだはじまったばかりのスポーツって聞いて、広めていくおもしろさもあるのかなと。実際、当時から関わっていた人たち、倉茂くんとか亮太とかみんなが真面目に、「どうやって広めていく?」って練習後とかに会議してるのとかも、見ててなんかおもしろそうだなと思って、自分もやってみたいと思いました。

初期から参加し続けた結果、自分もうまくなりたいと思うようになった

― そこからどう関わってきたんですか?

山根 最初はペアがいなかったから、同じようにペアがいない初心者に練習しませんかーって声かけて、練習して、とりあえず大会出るっていう感じで。でもやっぱりそれだけだとなかなか大会での点数も伸びないなというのを感じてました。

もし初心者同士でやるなら、うまい人を1人先生みたいな感じで呼んで見てもらうとか、工夫しないと無理だろうねって。だから昨年(2017年)夏以降は、なるべくうまい人たちと練習したりとか、ペア練習じゃなくて、単独でもと思っていろんなところに行くようにしてみました。

― たしかに、逗子に行ったりしてましたね。

山根 逗子もよく行っています。今年からは高田馬場も。うまくなるにはどうしたらいいかなって考えて、そこから結構人に聞くようになって、フォームとかも自分で気にするようになって、動画とかも撮るようになって。そこから変わりはじめたなと思います。

― そんな気がしますね。アタックとか、上達が目に見えてわかります。

山根 自分ひとりで悩むとうまくならないですね。それに、たとえば知り合いを呼んだときに、自分がすごくうまかったら教えてあげられるけど、まだそうじゃないのに誰かに教えようと思ってやっても続かない。だからある程度うまい人と一緒にやるのは大事だなと思います。

― ペアではなくて、単独で動けるというのも大事ですよね。

山根 もともと人とコミュニケーション取るのは苦ではないから、下手な時期も、飲み会は参加するとか、そういうのは楽しんでやってきましたね。ノリがやっぱり明るいから、それが好きで。

飲み会でわーっと楽しんで、行き続けてた結果、やっと自分ももっとうまくなりたいと思うようになって、変わっていったんです。人それぞれだと思うけど、私は結構そういう感じですね。

「山根でもできるんだ!」と思ってもらえれば、普及にもつながるはず

― まず輪に入ったと。そんな関わり方もいいですね。

山根 自分的にスポーツをガッツリやるぞって言うのはあんまりなくて、うまくなりたいけど、そこまでトップを目指すタイプでもないから、楽しめればいいよねっていう。ただ、フレスコボールの場合はみんなで広めていくっていうのも大きいですよね。

私もそういう思いはあるんですけど、自分の点数とかランキングが低いと、そんなに影響力は高まらない。「ずっと続けてるけど下手なんだよね」って言うより、たとえば「ジャパンオープンで何位とったんだよね」とか言ったら、「すごいね、教えてー!」ってなる。

山根でもできるんだって思ってもらえれば、つながりやすいのかなと思います。だから最近は、楽しむにしても上目指さないとなと思ってます。

― 可能性があるんだと思わせられるっていう?

山根 そうです。しかもやってたら、周りが結構ほめてくれるし(笑)。これもフレスコボール特有かもしれないですけど、みんなが成長を見てくれる感じがすごく良いですね。最初の頃から知ってるから、ほめてもらうと嬉しいし、自分もうまくなったら誰かに教えることもできるしって。

― やまねっちさんみたいに、あまりスポーツに親しんでこなかった人から見て、今のフレスコボールの状況はどうですか?

山根 みんな毎週やってて、体力あるなーと思って見てます(笑)。でも私みたいに、毎週は体力とか余裕がなくて来られない人も、諦めてほしくないとは思います。私は慢性的な重めの貧血を持っているので、とても疲れやすくて。だから、練習時間を少なくしたり、細かく休憩を入れたりして工夫しました。

そうしたら、1年かかったけど、やっと自分のやり方が定着して、プレーに集中しやすくなって。今いる人たちは、どんどん練習して切磋琢磨してうまくなってるから、それはどんどんやっていけばいいと思いますけど、そうじゃない人でもできるよって伝えたいですね。

大会に出た方が絶対おもしろい!

― たしかに、もっと気軽に来れるようにしたいですね。

山根 でも今はどんどんレベル上げて、有名になって、教える人が増えて、そこからすそ野がバーと広がるっていうイメージではありますね。ただ、私の友だちもあまりスポーツできないから、そういう子に声かけたときに「日焼けが…」とか、「ガッツリやるんでしょ?」って言われたらそれ以上言えないっていうのはあります。

― さらに言うと、練習においでよってところと、大会に出ましょうっていうところでも違いますよね。

山根 そうですね。ノリよく練習してた子も、大会って聞くとハードル上がる感じはありますね。私は全然気軽に出ていいと思ってますけど、いかにそれを説明してあげられるかっていうところですね。

― それ、やまねっちさんだからこそできることがあるかもしれないですね。観戦からスタートしてるし、大会に出たこともあるし。

山根 なんか大会をそんな真剣、深刻なものだと思ってほしくなくて、お祭りなんだよねって。でも、自分がうまくなった方が、そういう風に誘いやすくなりますよね。一緒に出ようって自信を持って言えるから。結局、誰かが組んでくれるというか、巻き込んでいくのが大事ですよね。

― その部分は打ち出し方も考えないといけないですね。

山根 でも、大会に出た方が絶対おもしろいということを私はわかっているから、そこをうまく誘導できたらいいなと思います。なんか、もったいないですよね、練習で結構打ててるのに、「大会なんて、私はまだ……」って。それだけできてたら大丈夫なのにって思う人はたくさんいます。

― それわかります。みんなお世辞で言ってるんじゃないよ!って。

山根 そうそう(笑)お世辞じゃないの!って。うまいから、余裕だからって。フレスコボールは、楽しみながらやるものでもある一方、スポーツでもあるから、両方で広めていきたいですよね。みんなに、きついものだと思ってほしくない。そこで広め方を工夫すれば行けるんじゃないかと思いますね。

― では最後に、目標を教えてください。

山根 私はやっぱり大会で納得のいく点を出すことです。過去の大会で納得のいくものが一切できてないんですよ。ある程度、上位に行ってみたいというのはあるけど、そこに行くにはまだちょっと、修行が必要だと感じています。だから今は納得のいく点数を出すことです。

最終的には女子のランキングで一桁とかに行けたらいいなと思っています。「大会で何位とったよ!」って言いたいんです。そしたらきっと周りも、「おおー!」って、興味を持ってくれるかもしれないので。

― 期待しています!ありがとうございました!

次回のインタビューもお楽しみに!

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