見出し画像

freeeによる合同会社のM&A|ニュース解説プレミアム Vol.25

本記事は有料コンテンツの一括購読サービス
M&A BANKプレミアム』(月額990円)の対象コンテンツです。

その他、単品での購入(500円)、
ニュース解説プレミアムマガジン
(4,000円、1本あたり175円以下)でのまとめ買い
にてお読みいただけます。



記帳アプリ「Taxnote」提供のノンモ買収


6月10日、freeeは合同会社ノンモを完全子会社化すると公表しました。

突然ですが、ここでクイズです。
以下記事について、一点明らかな間違いが含まれています。どこでしょうか。

「フリーは、記帳アプリ「Taxnote」を開発・提供するノンモ(大阪府富田林市。売上高3800万円、営業利益1400万円、純資産3200万円)の全株式を取得し子会社化することを決めた。」M&A Online『M&A速報』より


間違いは、「全株式」です。正解は「全持分」です。
ファイナンスや会社法に詳しい人でないとついつい間違えてしまう点ですが、合同会社の場合は株ではなく持分といいます
ということで、今回はM&A Onlineでも間違えてしまうくらい珍しい合同会社のM&Aを取り上げます。

合同会社の定義は、今回当事者であるfreeeのページに載っていたのでご覧ください。


会社は、株式会社以外に、合同会社、合資会社、合名会社の3つの形態があります。
実際は、株式会社が大半で、次に合同会社が多く、その他はほとんど見かけないという印象です。
特に個人の延長線のような小規模な会社に合同会社が多いです。ただし、アップルやアマゾンなどの外資系日本法人も合同会社だったりします。

ということで実はそこそこ多い合同会社について、M&Aの基本を知っておくことには意義がありそうです。



合同会社のM&Aで考えるべき点


ここから先は

1,195字
この記事のみ ¥ 650