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一人時間

夕食が済んで後片付けが終わり
主人とくつろぎながら順番に入浴を済ませ
早寝早起きの主人が寝室にこもってから
洗濯を始めます
その洗濯機を回している時間が
一日のうち100%自分だけの時間です
事務所で忙しくなければ
編み物をしたりしているけれど
電話や来訪者の可能性は常時あるし
休みの日の日中は普段できない事が目について
なんやかやとやってしまいます

もっぱらYouTubeを聴き流しながら
編み物をしているだけだけど
電話もかからないし来訪者もない
ごん太は外の小屋で寝ているし
猫たちは自室にいて絡んで来ない
主人との会話に気を使う事もない
そんな至福の時間です

でも娘が帰ってきて
その時間が脅かされています
良いのか悪いのか
食後もずっと部屋にこもらずに居間にいます
寝る前までいて〝ゲーム少ししてから寝るね〟と
別に報告しなくても良いのに
毎晩そう言ってから自室に行きます
それからすぐに洗濯の終わるチャイムが聞こえて
私だけの時間だった時間が終了します

娘は主人に連れられて楽しそうに仕事をしているし
子どもたちと没交渉で
寂しくて悩んでいる人の事を思うと
贅沢な悩みだと思うけれど
せっかくの一人きりの自由時間が…と思っています

そんな夜を過ごしていてふと思い出しました
私は高2から何度かひとり暮らしをして
22、3歳の頃に親元へ戻りました
好き勝手したひとり暮らしから親元へ帰り
何となくフワフワしたような
落ち着かない気持ちになりました
逆でしょう?って思われそうだけど
親元にいる安定感が落ち着かない
そんな気分がしばらく続いて
四六時中母親のテリトリーにいました
気持ちと現状とやっている事がバラバラな感じ
もちろん
何ヶ月もそんな状態だった訳ではなかったけれど…

一丁前に1人で生きているつもりだったのが
そうではなかった…みたいな不安定さ
母親の懐に戻った安定感
そんなところでしょうか

いずれにしろ
いつまでも続く訳ではない贅沢なひととき
そう捉えて楽しみましょうか……


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