なぜ映画「チャンシルさんは福が多いね」は、
お姉さんに抱きしめられたような気持ち
になる映画なのか少しだけ考えてみる
■映画の紹介韓国では、フェミニズムを中心として女性たちの声や表現作品が熱い渦を巻いて続々と生まれていて、映画「チャンシルさんは福が多いね」もその最前線の作品として名前を連ねています。ただ、「フェミニズム」と聞いて、抑圧や葛藤の苦しさにまみれた映画だと想像するのは違うのです。
誤解さえ生む安易なイメージで伝えてしまうと、「かもめ食堂」みたいな、静かな映画ですと言ったら、「そういうあんまり何も起こらない映画は眠くなるし好きじゃない」という人は見ないのかもしれません。ただ...私は