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1泊2日-霞沢岳

             山行日:2023年7月25日(火)~7月26日(水)

1日目は、上高地から徳本峠まで移動しテント泊
2日目は、霞沢岳へピストンし、徳本峠に戻りテントを回収、そのまま上高地へ下山

ここでは、2日目の徳本峠から霞沢岳までを重点的に取り上げている。


macaのコースタイム

1日目 大正池から徳本峠まで

時間に余裕があるので大正池からスタート
10:25 大正池ホテル
10:55 田代池
11:40 上高地バスターミナル
14:15 徳本峠小屋
   *テント泊の受付は徳本峠小屋の入口にて行う(靴を脱ぐ必要なし)
   *テント泊は要予約(幕営料一泊2,000円/人)
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2日目 霞沢岳までピストン、テント回収後、上高地BTへ下山
03:20 徳本峠小屋
04:00 ジャンクションピーク
05:55 K1ピーク
06:30 霞沢岳
07:20 K1ピーク
09:15 ジャンクションピーク
10:00 徳本峠小屋(テント撤収など)
14:00 上高地バスターミナル   
                           *適宜休憩あり

雰囲気

1日目 大正池から徳本峠まで

大正池で降車したらまずは焼岳

水面がやや波打っていたため完璧な逆さ焼岳とはならず

今回は登らない穂高連峰

田代池に寄り道

こちらは田代湿原

大正池から1時間ほどで上高地バスターミナルに到着

いつもの水場で飲み水を補給

河童橋からいつもの景色

明神から5分ほどの分岐から徳本峠へ登る

入口はほとんど傾斜のない林道っぽい道

明瞭な道にも関わらず道標のピンクテープがあった

時々見かける徳本峠までの距離を示す看板

少し傾いている橋
濡れているときはよく滑るらしいので注意
予算の都合上、今年、来年は直せないらしい

まだまだ平らな道が続く

こちらの橋は隙間があるけど傾いていない分安全

滑り止めの金網
この登山道がよく整備されている証拠

道が細くなり少しづつ傾斜が出てくる

基本的には右手に黒沢を右手に登る

数少ない休憩ポイント
丸太のベンチで一休み

樹林帯を登るので眺望は期待しないこと

道中3、4本の沢を渡ることになる
水場としても使えるのでありがたい

連続する2本の梯子を過ぎれば徳本峠まであと少し(約1.0km)
小屋で水は買えるけど、節約したい方はここで補給

残り800m、時間にすると20分程

残り200m

最後まで歩きやすい道で整備してくれる山小屋の方には感謝

とうちゃ~~~く

テント場利用の方はこちらで受付
(小屋に入らなくてOK)

寝場所を確保し、1日目終了

徳本峠小屋のレポートはこちらを参照
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2日目 霞沢岳へピストン

夜が明ける前に出発したため、しばらくはイマイチな写真が続きます

ジャンクションピーク
標高が書かれた看板下部は今年になってからイタズラされたらしい

この日はずっと尾根歩き
とは言え樹林帯なので眺望はイマイチ
登山道は明瞭で道迷いの心配はない
滑落を心配するような箇所は無かったが所々泥濘(ぬかる)んでおり何度も転倒した

一部区間、半藪漕ぎを強いられる場所がある
写真では分かりにくいが心配するほどではない
雨だか夜露だか分からないが葉っぱについた水滴が冷たかった

日が差し込む斜面はお花畑

急斜面にはロープあり

明るくなってきたが上空はガス多め

K1ピーク手前

K1ピーク到着

辛うじて見える焼岳

霞沢岳山頂方面

上高地温泉ホテル

穂高連峰

怪我の功名?ブロッケン現象に遭遇
ガスってるのもたまには良いかも

K1ピークを後に山頂を目指す

次第にガスが晴れ、山頂が出現

山頂までの最後の上り

霞沢岳登頂~~~~

標識がジャンクションピーク同様に今年に入ってからイタズラされたらしい

景色はK1に劣る

穂高連峰
手前の尾根の右からK1、K2ピーク
登山道ではない歩けそうな尾根
焼岳
たぶん乗鞍岳

地図には道の表記はないが山頂から北東に延びる尾根には獣道らしきものあった

乗鞍岳方面へ延びる尾根(登山道ではない)

ここからは復路
来た道を戻ります
(カメラレンズ内に水滴が入り、白くボケた写真が続きます)

中央やや左がK2ピーク
中央やや右がK1ピーク

来るときは気が付かなかった崩落箇所
ほんの一瞬ハイマツ地帯を進んだ

山頂とK2の中間あたり
見た目ほど高低差は感じられない

中央付近の白点はレンズ内の水滴

K2から望むK1

K1にちょうど人がいた

K2から望む穂高連峰
6614

K1まで戻ってきた
往路とは打って変わり視界がクリア

K1から望む穂高連峰
やはり霞沢岳の眺望スポットはK1
山頂方面 山頂は左のピーク
焼岳
遠くには笠ヶ岳
手前には上高地帝国ホテルと上高地温泉ホテル

名残惜しいが下山開始

徳本峠がどこだか目視では分からないけど遠いことは確か

K1から少し下るとそこはもう樹林帯

穂高連峰もこれで見納め

樹林帯突入

このあたりで本格的にカメラの調子が悪くなり、写真撮影が困難になったのでレポートはこれにて終了

カメラに異常がなければもう1泊して蝶ヶ岳へ行きたかったが、カメラ不具合による自身のモチベーション低下が激しく下山を決意

徳本峠小屋でテントを回収し、上高地へ下山、その日のうちに帰宅しました

あとがき

霞沢岳は上高地から登ることができる数ある山の内の一座(島々方面からの登山道は崩落などにより通行止め)。は穂高連峰や槍ヶ岳、涸沢カールなどライバルが多く、百名山に含まれていない霞沢岳に登る人はごく僅か。正直、ライバルを凌ぐほどの魅力があるかと問われれば回答に窮する。一通りの山を制覇した方になら間違いなくお勧めできる一座である。

徳本峠(小屋)から霞沢岳まで通常は尾根を歩くことになるが、特に高低差がある訳でもなく、危険箇所がある訳でもない、技術が求められる訳でもない、加えて荷物はテントに置いておけるので普段よりも軽量な荷物で行動できた。にも関わらず、ピストンから戻るとしっかりと疲れていた。なぜ普段以上に疲れたのかは分からないが、かなりの体力が求められるのは確かなので行かれる方は万全の準備で挑んでいただきたい。

追記

徳本峠小屋のX(旧Twitter)によると、ジャンクションピークの看板は熊の仕業、霞沢岳の看板はホモ・サピエンスの仕業だそうです。


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