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乙姫様の名前って何? マカピーな日々#0841

マカピーです。
サナエちゃんが面白いエピソードを教えてくれました。

彼女は地元で学習障害のある子供たちの面倒を見ているのです。

サナエちゃんは集中力が維持できない子供たちの対策として「話の後でクイズを出すでえ!」といって注意を向けるのだそうです。


川の上を電車が通り過ぎる



その日は「浦島太郎」の話を読み聞かせた後であるページの絵を見せながら「はい、この人の名前は何でしたでしょうか?分かる人?」とサナエちゃんが尋ねたのでした。

少年1:「はい、その人の名前は『オト』です」
サナエ:「あのな、もう一度ようく聞いてな。この人の名前は何というでしょうか?」
少年1:「だから『オト』です!」


もちろんサナエちゃんが準備していた名前は文中にあった「乙姫」または「乙姫様」を期待していたのに少年は「オト」と答えたのです。

銀座シックスの屋上庭園

あれ、アタイが尋ねたのは個人名だから、もしかしてその答えで合ってるんとちゃうやろか?

サナエちゃんは、合点したのでみんなに正解を伝えました。

「はい、「オト」さんですね。それでいいです!ふつうは乙姫さん言われてます。乙姫様でもOKです(なんか変な気もするけど)」

でも、実際に「オト」と呼ばれたお姫様は存在せず、どうやら若くて美しい女性をそんな風に呼んだ昔の風習らしいのでした。

エゴノキの実

例えばアジアで有名な『ラーマヤナ』はラーマ王子が妻シーターを助けだす話となっているのですが、ちゃんと名前があり乙姫様的な曖昧さがありません。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A4%E3%83%8A

ちなみに、サナエちゃんが指導していた少年1はバングラデシュ系の子供さんだったと聞きました。

すると、おそらくはムスリムですからもしかすると「コラーン」(イスラム教聖典)を知っていて、更にそこに出てくる名前を知っているがゆえに曖昧さを持たずに「オト」としたのかしら・・・とマカピーは想像したのでした。

他方日本では、直接の名前を呼ぶことを嫌うのでマカピー夫婦は困ってしまう事があります。

例えばマカピー妻が「マリモ」という名前だとして、幼い子供「タロウ」がいるとします。
するとママ友からは「タロウ・ママ」となり決して本名の「マリモ」と呼ばれないのでした。

更にペットの名前のパパママになってしまう場合もありますね。
例えば、マカピーが飼っていた「レディ」と散歩で知り合った友達からは「レディ・パパ」となってしまうのです。

これは何の花だろうかしら?

どうして、日本では本名で呼ぼうとしないのだろう?
乙姫様のように「漠然」とした名称でOKとする土壌が昔からあったのかも知れませんね。

マカピー妻にしても初めて会った方に自己紹介する際に「奥さんとか○○さんという苗字で呼ばないでください。マリモです!」と最初に言っておくことにしてます。

そうでなくとも、日本で友人宅に行った際に夫婦間で「おとうさん」「おかあさん」と呼び合っているので「それって、お義父さんの事をいってるの?」「それともシゲちゃんのことをおとうさんて呼んでいるの?」といちいち確認する必要が出来、会話が成立しなくなることがあるからです。

シュンランの仲間?

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。日本語は難しいではなくややこしい?


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