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じっと我慢しない!マカピーの日々 #1159

マカピーです。
たまに感情を他人の前で出した方が良いようです。
(写真はキノコの一種のようです)

そもそもマカピーがマレイシアで事業を始めた理由は、そこの村が余りにも貧しかったからで事業を通じて彼らの経済が改善する事を願っての事です。

もちろん、それで自分も利益を上げられたらもっといいわけです!

で、紆余曲折ありましたが今年の2月から半年現場に住居を移して活動してきて分かった事があります。

(マカピーはそのうち2か月間帰国して不在期間があります)

それは、マカピーの事業にただ乗りしている人がいる事です。つまり当初の約束でこちらの資材を使った生産物は全てマカピーが買い取る事になっていたのですが、約40人いる村人の半分は生産量が上がっているはずなのに一向に売りに来ないのでした。


ハトの一種ですがとてもきれいな色をしています

だから3月から6月まで全然生産量が増えないんですよ!

オイオイ、そりゃないだろう?

ハナさんももちろんその事を知っていますが、決定打を打つことが出来ません。

最近、村人間の連絡網としてWhatsAppを利用することで注意喚起も始めました。

それから、もう一つ困ったことが発生しています。

それは盗難が続いているというのです。

何者かが、夜陰に紛れて生産物を盗んだり破壊したりするというのです。

昨日、その被害者の家族に会ったところ「最近作付けラインが50本以上を誰かに盗まれて・・・」涙を流して訴えるのでした。

何と酷い事、一体誰がそんなことをするのでしょう?


南風の季節は果物の季節でもあり、沢山のマンゴーが落ちていました

ロビン:「うちも60本以上やられたんだ」
マカピー:「何で報告しないんだ!これって大変な問題だよ。そうだタタのところも被害があったって聞いたよ」
ハナ:「ロビン、あなたが被害状況をまとめてよ。氏名、日時、被害状況が必要で、警察に知らせるわ」

ロビン:「警察? それはちょっと嫌だな!ボクらが調べられるのって」
ハナ:「アナタたちの事を言ってるんじゃないの、これはうちの事業の被害でもあるのよ!黙っている必要はないわ」


海岸に小さくて色とりどりの巻貝が打ち寄せられていました

マカピー:「その前にどうして、うちのメンバーが生産物を持ち込まないのはどういう事かな?3月からずっと同じ数量しかないんだよ。ライン数は何倍にもなっているのにおかしいじゃないか?」
ロビン:「今は『南風の季節』だから作付けが少ないんだ・・・」
マカピー:「それは言い訳だろう!だってロビン自身が生産続けているじゃないか!隣村が遠いのは分かるけどちゃんと持ってくる人だっているんだよ」

ロビン:「ああ、そうだなあ。じゃあ後で調べよう」
マカピー:「後じゃなくて、今行って調べなさい!ところでロビンは誰から給与もらっているんだい?」
ロビン:「・・・」

黙っていると、こうして約束を守らない人が続出し一人一人呼びつけて「約束を忘れたの?」と確認が必要のようです。

ハナさんも相当頭に来ていています。
ハナ:「これまで静かに様子を伺って来たけど、この季節が変わっても態度を改めない村人が沢山いるようだったら、警官と共に乗り込んで私たちの損害を取り戻すわ!」

おお、相変わらずハナさんのこわい発言です!

沖合を行くマレーシア海軍の船

田舎の人(オラン・カンポン)はどうしても馴れ合いになってしまうので、こうして時々引き締めないとマズイことになりますね。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。きちんと約束を守る人もいますよ!


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