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私を救ってくれた言葉たち#2


うつになったのは悪いことじゃない

もしあなたが、今まで頑張れていたのに急に頑張れなくなったり、憂鬱になって動けなくなったり、感情がコントロールできなくなっていると感じるなら、
本当はそれは治さなきゃいけないことじゃない。
埋めなきゃいけないことでもない。

やっとありのままのあなたを出せるようになったっていうこと。
だから、今まで頑張ってきたあなたにはちょっとおやすみしてもらおう。

カウンセリングの先生は私に言った。


「条件付きの愛情」の代償

私は、昔、もとの家族に問題児扱いされていて、親には「お前なんて居なければ良かった」だとか「本当に性格が悪いやつ」のような人格否定系の言葉をかけられていたために、"自分は最低な人間で、いるだけで迷惑で、存在してはいけなかったんだ"と思っていた。
ただ、勉強や習い事の成績が良かった為(認められたくて頑張っていた?)、その結果だけは褒められていた。
だから、何かができる自分は存在していいが、何もできない自分はいない方が良いと無意識に学んでいたようだった。
心理学でいうところの「条件付きの愛情」だけを受けた私は、自己肯定感がゼロのまま大人になった。


やっと出すことができた弱い自分

夫はとても良い人で、欲しかった新しい家族がやっとできて、私は幸せなはずなのに、どうしてこんな何もできない私になってしまったんだろう。と先生に話すと、

「だからだよ。
やっと安心できる場所が見つかったから弱い自分を、今出せるようになった。良かった。
今までは、いつも頑張っていないと生きていけない環境だったから、本当の自分は出すことができなかったんだよね。強い自分を作って、その人が本当のあなたを守ってくれていたんだと思う。

本当に大変な中あなたは生き延びたんだね。
でも今はもうその強い人は必要ないんだよ。
あなたは安心できる居場所を見つけたんだから。
だから、今やっとうつ状態になれた。

弱い自分もそのまま出して良い居場所。それをあなたが自分で努力して作り上げたんだね。すごいね。

私はうつになった。何もできなくなった。
でも、きっと良かったんだ。

今まで頑張って頑張って生きてきた私を、褒めてもいいのかもしれないと思えた瞬間だった。
ああ、私これで良かったんだ、頑張ってきたんだって初めで少しだけ自分の頑張りを認められた気がした。

カウンセラーの先生、私の話をいつも聞いてくれて、ありがとう

サポートしていただけたら大好きなマカロンを頂きます♡