年収1,000万を越えるフリーランスの割合は?

 ネットで『フリーランスで年収1,000万円の割合や手取り、必要なスキルを紹介!会社員より稼ぐのは簡単?』という記事を見ました。
https://freelance-meikan.com/column/2307/#%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2
 
 事業の関係もあって私の周りにはフリーランスの人が多いのですが、やっぱり収入って気になりますよね。年収1,000万って、まだ日本ではビジネスパーソンの成功ポイントとなる金額ですが、フリーランスの実情ってどうなんでしょうか。
 
 一般にはフリーランスは不安定、保障がない、企業から料金をたたかれるなどの負のイメージもあるかと思いますが、記事ではフリーランスの4~12%が年収1,000万を越えているとあります。全体(全給与所得者)の割合でいうと5%程度と言われていますので、同等かやや多いですね。
https://realestateworks.jp/posts/425
 
 年代別で見ると、全体では50代の比率が多く、以下40代、30代と続きます。フリーランスの場合は平均年齢が出ていないので何ともですが、職種によっては30代が中心だと思うので若くして1,000万を越えている人が多いのでは??と推測します。
 
 私の周りのフリーランスの人たちはどうでしょうか。年収を個々人に直接聞いたことはありませんが、皆さんから業務を行う際の希望時給や月給を聞いています。仕事に際して取引企業にその金額をお伝えしていますが、平均レベルをやや上回るスキルの人の希望額を年収換算すると1,000万は越えるので、普通に1,000万を越える人はいるな、という印象です。
 
 最初の記事にあった「4~12%」という割合はリアリティのある数字です。私の周りの人材だけの比率でいうと、一定スキル以上の人とお会いすることが多いため、もう少し高いのかなという気がします。あとはサラリーマンの年収とフリーランスの収入って厳密には比べるのが難しいですよね。いわゆる経費算入分など含めてサラリーマンの収入に当てはめると1,000万超えている、という人は私の周りでは結構多いと思います。
 
 他にも、独立して年収が倍になった、サラリーマン時代の年収を月収が上回った、などとても1,000万では収まらない話も結構お伺いしました。大体皆さん、独立前の年収を上回っています。また、副業ではありますが、会社員の給料の倍や数倍稼いでいる人も知っています。

 もちろん、その収入がずーっと続くかはわかりません。ただ、ほとんどの人は年収が増えているようです。加えて、働き方が主体的になった事により、いわゆるブラック環境ではなくなった人が多いようです。ちゃんとお休み取って、家族と普通に旅行してますし、旅行先から仕事をしている方、最近よく聞く「ワーケーション」をしている方もいます。
 
 年収も上がり、働き方も主体的になって良いことずくめに見えますが、もちろん浮き沈みや苦しいこともあるとは思います。ただ、主体的にフリーランスという道を選択して、リスクを負いながらそれなりの成果を手にしている人達は自由に見えますし、キラキラしてますね。
 
 もちろんフリーランス全体が1,000万以上の収入を得て自由な働き方をしているわけでは無いですが、一定以上のスキルレベル、経験を持った人材であれば、フリーランスで1,000万以上稼ぐのはそんなに難しくないし、実例が周りに多くいます。
 冒頭のアンケートの1,000万以上の比率がフリーランスも全体もほぼ変わらないところを見ると、できる人はフリーになっても同じか、それ以上稼げるという事だと思います。
 
 個人的には1,000万と言わず、2,000万、3,000万ぐらい稼ぐ人が増えて、プロスポーツ選手のような存在になるといいのでは、と思ってます。
 私がお付き合いしているフリーランスはマーケティング領域の方が中心ですが、子供がプロスポーツ選手に憧れるように、フリーランスマーケターに憧れる時代が来ると面白いんじゃないかなと思ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?