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憐憫


淡色の花々を抱(いだ)きながら
それらを一つ残らず手折り
埋めてしまいたいといふ衝動

あゝ 憐れな命よ

芽吹き 開花させたるは
紛れもなく
ふたつの胸のふくらみの
深部であるといふのに



#詩 #文学 #散文詩

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