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憧憬


La nostalgie


濃紺のみなもに
銀の絨毯が敷かれたみちを
おまへの手をとり
駆けてゆきたかった

裳裾を垂らしたやうな
細く白い雲、澄みゆく大気

耳もとで囁かれるのは
すべてが 残酷な結末である





#詩 #散文詩 #文学


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