専門書紹介①「ソーシャルワーク」
福祉分野の書籍紹介①
福祉分野の書籍の紹介、第1弾として、「ソーシャルワーク」をテーマに本をご紹介します。
ジェネラリスト・ソーシャルワーク
統合化以降のソーシャルワーク理論であるジェネラリスト・ソーシャルワークの内容を体系的に示したもの。
特徴は、理論体系に「ストレングス」や「エコシステム」といった現代ソーシャルワークを特徴づける新しい実践概念を組み込みながらも、クライエント自身を取り組みの主体として位置づけるというソーシャルワーク本来の価値が色濃く反映されている点にある。
本書は3部から構成されている。第1部ではソーシャルワーク実践の5つの基本的視座を提示し、第2部では相互作用のプロセスとして、ワーカー、クライエント、環境、個人との相互作用、マルチパーソンの相互作用を取り上げている。さらに第3部では、それらをふまえてソーシャルワークのプロセスの観点から実践の全体像を呈示している。
内容(「MARC」データベースより)
ジェネラリスト・ソーシャルワークを体系的に解説。ソーシャルワーク実践の5つの基本的視座を提示し、ワーカー、クライエント、環境、個人などとの相互作用を詳述。ソーシャルワークのプロセスの観点から実践の全体像を呈示。
書評
原作の翻訳版で、著者が解釈しての書かれているものではないのではないので正直、文章表現がいまいち?な点もありますが、ソーシャルワーク関係者はこれを一冊まずは読むことがいいのではないでしょうか。
個人的には、研究者の書籍は、それぞれの考えが反映されており、一つの考えであっても、普遍的な「正解」を導けるといえるものではないように思いますし、社会の変化は常にあり、「最適解」に辿り着けるかどうかは、常に時代とともに変化しつつ考えを巡らせることなんだろうなと思えます。
ただ、↑アマゾンでは売り切れで、再入荷の予定のめどが立っていないという表示。
店頭在庫を探すか、古本で探すかといった選択肢しかないと思われます・・・。買っておいてよかった。
そこで、訳を担当している山辺朗子さんの著書↓をお勧めします。
こちらはアマゾンからも手に入ります。
あと、最新の導入本としては以下の図解シリーズはどうでしょうか。
▶図解でわかるソーシャルワーク
図解でわかるシリーズですね。発売前で予約しかできませんが、見やすくわかりやすいのは図解シリーズの特徴で、期待大です。
ソーシャルワークは、経済や社会環境が大きく影響しますが、個人的には、学習する理論やアプローチ手法は意外と古い印象があり、またわかりにくいと感じています。
▶図解でわかるサビ管・児発管のお仕事
サービス管理責任者や児童発達管理責任者のお仕事は意外と知られていません。先輩がいない、経験者がいないという中で仕事をしている人も多いのがこの仕事。
▶マンガで学ぶ対人援助職の仕事
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