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【デザイン】私が選ぶ自由を求める理由

とにかく苦しかった。

不衛生な雑居ビルでイラストの制作。
オンボロの排水管はついに悲鳴をあげ汚水が社内をめぐっていく。
右隣の同僚は1か月来ない。どうやらウイルス感染し咳が止まらないらしい。
あれ、左隣の同僚もそんなこと言ってたな…

社会人1年目、やっと決まった会社で早くも気が狂いそうだった。

毎日社長の怒号は当たり前、定時で帰ると努力が足りないと怒られる、
向いてない仕事を任され勝手にできないヤツという烙印を押される。

これが大人になるということか。まるで機械じゃないか…

近年、今でこそ「ブラック企業」という言葉が当たり前になり、該当する企業は淘汰される流れがあるが、当時(2010年)の制作会社は深夜残業パワハラ当たり前。

でもそれが社会人、会社員であると自分に言い聞かせていたし、
現に自分がそれを選択していた。

でも結局退職することになった。
理由はその会社が不祥事を起こし差し押さえになったから。

自分は正社員は「安定」だと思っていた。でも違った。

ガチガチに決められたルールの中で心をころして機械のように動いて
やっと安定が得られたと思ったら、それは全く安定ではなかった。

なぜこんな思いをするんだろう、と悩んでいたら
自分は人に選択をゆだねていたことに気づいた。
自分で選択して自分で責任を取れたらどんなに良いだろう。

自由っていいな。選べるっていいな。と思った。

このころからフリーランスというものに憧れを持つようになった。
頑張った分だけお金をいただけるって最高の仕事だなと思った。

しかしフリーランスはスキルがなければなれないらしい(当たり前)
だから一人で食べていくためのスキルをなりふり構わず身につけた。

自分は昔から、学力はクラス最下位当たり前、ひ弱で力がない、
体調が常に万全ではない、集中力がない、というかなりのポンコツだったけれど

アイデア、ものづくりに没頭すること、行動力は人よりあるなと感じていたのでデザインを習得することにした。
デザインは意外と普遍的なものなので昔勉強したことが今でもお仕事に生きている。

筆者がデザインを学ぶために読んだ本

デザイン入門教室[特別講義] 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~ (Design&IDEA)

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↓Kindle版だとちょっと安いです。

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自由と言うのは選べるということ。

上司からの指示を受動的にこなし、たまに愚痴り、初期にはあった熱い思いを完全に忘れてしまった。
まさにかつての自分だけど、独立して自分で選び自分で責任を負うことで
なんだかあのころより生き生きとしていられている気がします。

この記事が、今苦しみ、日々もがいていて先々どうすれば良いかわからない、あるいは決意したんだけど一歩が踏み出せない、という方の光となり後押しになればとても嬉しいです。



貴重なお時間いただきありがとうございます。
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