映画『応援屋』を観て思ったこと

10月23日にA.B.C-Z主演の『応援屋』が公開され、私は10月24日に観に行った。あらすじとしては、A.B.C-Zが人々を応援する応援屋を生業にしているが、来る依頼がほとんど便利屋のような仕事ばっかりで五人のモチベーションは下がる一方。ある日、沙織という女性の高校の教師が卒業する生徒達のために島の伝統の祭を復活させたいという依頼をする。五人は意気揚々と島に乗り込むが、その祭は二十年間開催されておらず、祭を復活させようとする人間が不幸な目に遭うと言われていた。五人は祭を復活させられるのかというストーリ。

映画を観て良かったなと思ったのは、

・暗いシーンがないので明るく観れる

・A.B.C-Zのアクロバットが観れるのが楽しい

・エンドロールで流れる『頑張れ、友よ』が最高


一方で気になった所もあった。五人は島に着くと沙織の母親が経営する旅館に宿泊することになる。五人がお風呂に入っていると、沙織が女湯の湯船に虫が浮いているのを見て悲鳴を上げる。五人は沙織を助けるという口実に女湯に忍び込もうとするシーンがある。

なんかそういうの古くない?

多分演出家や監督、脚本家はこれが面白いと思ってこのシーンを入れたんだろうけどはっきりいって面白くない。結局覗きは失敗するけど覗きは完全に犯罪だし、それを面白おかしく描こうとするのがちょっとなぁ……。

そしてもう1つ気になったことがあった。それは沙織が夜道を歩いていると彼女の脇を猛スピードで車が通り、彼女は驚いて転んでしまい足を骨折してしまう。映画の終盤で犯人が分かるが逮捕される様子はない……。

いや、お咎めなしかい!

そういう車の危ない運転で実際に大きな事故になったり、女性を車に連れ込んで無理やりという事件もある。そういう場面を描くならちゃんとペナルティも描いて欲しかった。

気にしすぎだよって思う人が多いのは分かってるけど、「いろんな人がいるから描写に配慮しようね」という時代になってきてると思ってたから、私はすごくショックだった。しかもそういう目に遭うのが女性の沙織ということ。なんというか女性の扱いが雑だなって思った。

もし今度A.B.C-Zが映画をやるのならそういう所に配慮した映画が観たいな。



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